映画『東京リベンジャーズ』でマイキー役の俳優・吉沢亮似

　日本ハムの浅間大基外野手（２７）が１０日、千葉・鎌ケ谷での秋季練習に参加し、けがに泣いたプロ９年目シーズンを回顧した。映画『東京リベンジャーズ』でマイキー役を演じた俳優・吉沢亮似と評判のイケメンは、完全復活を期す来季に向けて「リベンジャーズで頑張ります」と前を向いた。

春季キャンプ終盤に左くるぶし骨折　今季は１３試合の出場

　今年２月２６日の阪神とのオープン戦で、左くるぶしを骨折。春季キャンプ終盤の大けがの影響で、今季は１３試合の出場にとどまった。「ずっとトレーナールームにいました。キャンプのあのけがで終わったなという感じです」。６月末に１軍昇格を果たしたが、患部の状態が上がらず、およそ１カ月後に２軍再調整が決まった。

「野球やりたいっすね」

　走塁、守備の面で不安を抱えており、「直線はわりと走れたりする。ベースを回るときに角度がつくので、そのときに痛かったり。試合で守備に就くと打球の反応で細かい動きが必要になるので、とっさの動きでまだ痛みが出る」。シーズン終了後も「（状態は）ずっと平行線ですね。本当に厄介なけがです。野球やりたいっすね」と苦悩している。

寝起きの１歩目でストレス

　「調子が悪いと朝、寝起きの１歩目で分かる。ベッドを降りた時に、痛いなっていうのがあるのでその時点でもうストレスです」。患部に負担がかからないバッティングの時間が息抜きとなっており、秋季練習では「まず治すこと」とけがの完治を最優先させる。

最強キャラ演じる俳優　似てるのうれしい

　厳しい状況だが、表情は決して暗くない。端正なマスクで、ファンからは吉沢亮似との声も。「普通に友達とかに言われます。金髪でもうちょい長かった時の方が、似てると言われました。自分では全然思わないですけど、うれしいですよ。カッコイイじゃないですか」と素直に喜ぶ。

　映画版「東リベ」で吉沢亮が演じたマイキーこと佐野万次郎は、最強キャラとして知られている。漫画を全巻読破した浅間にとっても、好きな登場人物の１人だ。この逆境を乗り越え、無敵の男になる。