ファイターズ
2023/10/10 21:00

杉浦 谷内さんに学んだ野球人の姿「先輩だけど、同志。一番身近な良い見本」

キャッチボールを終えた杉浦(撮影・宮西雄太郎)

大学、プロ2球団で同僚だった先輩への思い語る

 日本ハムの杉浦稔大投手(31)が10日、エスコンフィールド北海道で秋季練習をスタート。キャッチボールや走り込みで汗を流し、巻き返しを期する2024年シーズンへ向けて再出発した。今季は国学院大、ヤクルト、日本ハムで同僚だった1学年先輩の谷内亮太さん(32)が現役を引退。道産子右腕はリスペクトする先輩への思いを語り、決意を新たにした。

誰よりも間近で見てきた

 〝振り返れば谷内がいる〟。グッズにもなったフレーズには、堅実な守備でチームを支えた男への敬意が込められている。華麗な職人技を誰よりも間近で見てきた杉浦は、その存在を「学生時代から知っている仲で、プロの世界でも2球団に渡ってお互いの変遷を見てきた。先輩だけど、それ以上。同志ですね」と、表現する。

大学の入寮時に案内してくれた

 出会いの瞬間をハッキリと覚えている。プロ入りを目指して北海道を飛び出した18歳の春。新生活におけるルールやマナーを優しく手ほどきしてくれたのが谷内だった。「本人は覚えているか分からないけど、入寮の時に最初に案内をしてくれました。大学で最初に接してくれた先輩で、そのときは『すごく大人だな』って感じました」と、懐かしい記憶を振り返る。

大学では主将で主力 「僕らの代ともよく話してくれた」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい