来季正捕手争い参戦だ 田宮がゆあビーム3度発動 フェニックスL
■みやざきフェニックス・リーグ 日本ハム0-1オリックス(10月10日、SOKKEN)
日本ハムの田宮裕涼捕手(23)が10日、みやざきフェニックス・リーグのオリックス戦でスタメンマスクをかぶり、盗塁を3度、刺した。今季終盤、1軍で注目された強肩「ゆあビーム」を続けざまに発動し、スタンドを沸かせた。
三回に宜保 五回に杉浦 六回に再び宜保 次々と撃墜
見せ場は再三、訪れた。三回に宜保、五回に杉沢が盗塁を試みた。田宮は当然のように二塁ベース上へ、ストライクを投げ込む。余裕のアウト。「自分としては、しっかりとしたスローイングをするだけでした」と冷静に振り返った。
奈良間の好捕にも救われ
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六回に再び、宜保が走った。今度は捕球から送球までの動作が少し、乱れた。「ランナーのスタートが良くて、僕もちょっと急いで捕りにいってしまい、体が突っ込むような形になった」。送球はワンバウンドになったが、ベースに入った奈良間の好捕に救われ、間一髪アウト。「良いボールは投げられなかったんですけど、ラインだけはずらさないように気をつけていた。結果、奈良間がカバーしてくれたので、ありがたかった」と感謝した。
今季終盤に1軍で輝きを放ち、新庄監督から高い評価を受けた。このチャンスをムダにはしない。正捕手を目指す田宮は「全ての面で、レベルアップする」と決意を込め、この秋の練習、実戦に打ち込んでいる。