【一問一答】万波 本塁打王、来季こそ「(浅村、近藤、ポランコが)元気なうちに追い抜かして獲りたい」
日本ハムの万波中正外野手(23)が11日、千葉・鎌ケ谷で秋季練習を行い、自身と「1本差」でパ・リーグの本塁打王に輝いた浅村(楽天)、近藤(ソフトバンク)、ポランコ(ロッテ)にリベンジを誓った。オフは体力強化と打球速度の向上をテーマに、さらなる進化を目指していく。練習後の一問一答は以下の通り。
ーオフのテーマは
「打球スピードの向上は継続して目指していくことにはなると思う。それに伴って、トレーニングを中心にしっかりやりたい。ウエートトレーニングと、あとランニングをしっかりやって、1年間、より元気でい続けられるように。シーズン後半でも、相手との体力的なアドバンテージをもっともっと広げられるように、体力強化が一番のメインになってくるかな。技術的なところでいったら、打球スピードとスイングスピードがオフの中で一番、分かりやすい数字になるので、そこの2つを軸というか、意識、イメージで今は考えています」
ー打球速度の目標は
「きょうの練習で最高が出て、185キロだった。一回休んで元気でしたし、きょうはマックスを出したいなと思って、思いっきりバットを振っていたんですけど、一ついいんじゃないかなと思います。自分の中での目標は、まずはマックスで190キロですね。天井をとにかく押し上げるイメージで」
―肉体改造に励むのも、打球速度の向上が目的の一つか
「そうですね。筋肉量とスイングスピードは相関性があるっていうことは出ているので、筋肉量を少しずつ増やして、スイングスピードは技術的なところもあるとは思うんで、その2つが合わさってきて、来年の春のキャンプで(打球速度)190キロを目指したいなと思っています」
ー筋肉はどこを鍛えるのか
「もう全体ですね。特に股関節周りとか、(体の)中心をもっと使えるように、中心からもっとパワーを出せるようにっていう意識で鍛えたら、末端の部分が勝手についてくると思うので、意識としては中心。もっと運動能力とか運動神経を上げるようなイメージでいます」
ー具体的な数値の目標はあるか
「除脂肪体重は、今年のシーズンで88キロとか。それを89キロ台か、もしくは除脂肪体重で90キロをオフシーズンで目指したい。去年、一気に伸びたので、今年もっていうのはちょっと現実的ではないかもしれないですけど、目標としてはまずはその辺になるかなと思います」
ー鍛えることと、食事も意識するか
「どっちも本当に大事だと思います」
ーオフの食事で意識すること
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「いや、もうなんか日々衰えを感じます(笑)。ヘルシーなものというか、いいものをいっぱい食べるイメージですかね。脂質とかカロリーが低いもの、タンパク質が多いもので量を増やして、なるべく体脂肪を乗せないようにっていうイメージで、ずっとやっています。それはずっとやっていることなので継続しつつ、何かで上乗せして、体重なり、除脂肪なりが増えればいいかなと思っていますけど、 そこまで無理にとは思っていないですね。増える時は、増えるかなと思っているので」
ー特によく食べているものは
「鶏肉じゃないですか」
―サラダチキンが好きだと
「はい、めっちゃ食べます。ほぐしサラダチキン」
―一般の人もダイエットで食べる
「僕も一般の人ですからね。普通に味が好きなので、あれと塩むすびは、しょっちゅう買っていますね。自分で何かを選んで1人で食べるとしたら、だいたいその組み合わせになります。それ以外は最近、食べていないですね。(サラダチキンは)塩味が効いていておいしいです。おすすめです」
―サラダチキンは、1日2、3個食べるのか
「1食で2、3個食べますね。3食それってことはないですけど、仮に3食、食べるとしたら、9個ぐらいにはなります」
―野村が「万波はずっと同じもの食べ続けられるのがすごい」と言っていた
「半永久的に食べられると思いますね」
―サラダチキンはいつから食べているか
「高校ぐらいですね。高校の時にすごいボディビルにハマっていた時期があって、ボディメークするなら、サラダチキンっていう考えにとらわれていたので。今は別に、好きで選んでいるところが近いですね。栄養素を見ちゃうので、癖で。これよりいいものがない」
―食事で、オフに解禁するものは
「全くないですね。何も変わることない。好きで食べている部分もあるし、ジェイ(野村)が言っていたようにずっと同じもの食べられるので、我慢しているとか、オフだから食べたいとかはない。アイスもお菓子も別に食べないので。ジュースも苦手なので。変な砂糖の甘さがあんまり得意じゃないです。奇跡的に」
―本塁打王は、26本で3人が獲得した。あと1本だった
「いやー、悔しかったですねー。きのう(10日)ずっと(楽天対ロッテの)試合を見ていました。そこにやっぱすごい壁があるなとは感じますし、本数以上に取った3人(浅村、近藤、ポランコ)との実力差はあると思う。来年以降、毎年獲りたいし、タイトルに絡める選手になりたいなという思いは強くなりました」
―1本以上の差を感じた
「はい。並んでから抜けられたのがあの3人で、打てなかったのが僕なので、そこには本数以上におっきい差があるなとは感じますし、その差が埋められるように頑張りたいです。まだまだ僕の伸びしろだと思うので、ああいうメンバーに挑んでいける選手になりたいし、今そういう立ち位置にいられるのもすごい幸せなことなので、皆さんが元気なうちに追い抜かしてホームラン王、獲りたいです」