北海学園大・帯川瑠生は六回途中3失点で敗戦投手「明日はいつでも行ける準備を」【大学野球代表決定戦】
■明治神宮野球大会北海道地区代表決定戦(12日、札幌円山)
▽1日目第1回戦 北海学園大2-6東農大北海道
140キロ超の直球中心も
エース左腕対決で投げ負けた。北海学園大の帯川瑠生投手(4年、札幌国際情報)が先発したが、六回途中3失点で敗戦投手となった。140キロ超の直球を中心にテンポ良く投げていたが、三回に先制打を許すと六回にも2失点を喫しノックアウトされた。神宮への道は崖っぷちに追い込まれたが、総動員で逆転突破を目指す。
悔やまれる1球「少し甘くなった」
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悔やまれる1球となった。0-0で迎えた三回1死二塁。東農大北海道の3番・江川輝琉亜(きるあ、4年、熊本工業)をカウント2-2に追い込んでからの5球目だった。低めのボールゾーンに落ちていくスライダーで三振を狙ったが、狙いよりも高く入った。タイミングもずらしていたが、江川の技ありの一打で短期決戦で重要な先制点を与えてしまった。「少し甘くなった。バットが届くような位置に投げてしまった」とわずかな制球ミスを悔やんだ。
9月末にプロ志望届提出
島崎圭介監督(52)は「状態はもう少し。直球のアベレージが上がってきてほしい。変化球の制球も少し甘かった。いい時と比べると7、8割」と現状の左腕を分析した。帯川はリーグ戦終了後の9月30日にプロ志望届を提出。「緊張とかはないんですけど、最後のアピールができたら」と臨んだ第1戦は不完全燃焼に終わった。もう負けられない。「球数もそこまで行っていないので、明日はいつでも行ける準備をしようと思ってます」と鼻息は荒い。帯川は連投も辞さない覚悟で逆襲を期す。