道産子右腕・玉井が球速UPに挑戦 今オフは〝道産子会〟開催も熱望 音頭を取るのは?
今季3年連続50試合登板達成も
日本ハムの玉井大翔投手(31)が16日、エスコンフィールド北海道で自主練習を行った。今季3年連続の50試合登板を達成したタフネス右腕は、「150キロくらい出せれば楽になる」と球速アップを誓った。
最終戦は今季を象徴するような登板だった
プロ7年目の今季は、開幕から1軍でシーズンを完走。大台をクリアしたが、満足感はない。50試合目の登板となった5日の楽天とのシーズン最終戦では、2点リードの五回2死満塁でマウンドへ。浅村に同点の中前2点適時打を浴びるなど、散々な結果だった。
「今年を象徴するような最後になりました。良かったところなんて話せないですよ。今年は(50試合)いかせてもらったという感じです」。自虐的にシーズンを総括した。
1週間ほどの休養期間を経て、14日から来季に向けて本格的に始動した。さらなるパワーアップへ、明確なテーマを設定している。
球速は上げていくつもりじゃないと落ちちゃう
「体は大きくはしないですけど、全体的に出力を上げていきたい。やっぱり球が速いに越したことがない。ファウルも取れるし、楽ですよね。パワーピッチャーは目指してないですけど、年齢的にも、落とさないようにと思うと落ちちゃうので、上げていくつもりでやっていきたいです」
来季は「勝利の方程式」入りとホールド自己最多を目指す
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「3、4年前くらい」には、当時の本拠地だった札幌ドームで最速150キロをマーク。「その年はアベレージも146(キロ)で、(マックス)149、8とか出ていた」というが、今季ストレートの平均球速は140キロ前半にとどまった。球速アップを果たし、「勝利の方程式」入りに燃えている。
「ただ投げていてもしょうがないので、勝ちで投げられないとチームの戦力になれない。そこを目指してやっていきたいです。とりあえず(目標の)ホールド(数)はキャリアハイです」。目指すは2020年に記録した21ホールド超えだ。
チーム内の道産子増加も食事会はまだ開催されず
佐呂間町出身の右腕。このオフは北海道出身選手の親睦を深める〝道産子会〟の開催を計画している。ここ数年、球団内で道産子選手が増加。野球教室を行うなどの活動はしているが、食事会は実施されていない。
旗振り役は最年長の伏見にお任せ
「やりたいですけど、僕が音頭を取るタイプではない。杉浦さんも違う。(伏見)寅威さんに相談してみようと思います。寅威さんに言って、やるとなったら、周りに声を掛けます。でも、盛り上がるかなっていうのが微妙なところです。(伊藤)大海も、根本も、福ちゃん(福田俊)も盛り上げるイメージがない」
旗振り役は最年長の伏見にお任せ。裏方として〝道産子会〟の実現へ向け尽力する。