２２年に日本代表候補

　２０２８年ロサンゼルス夏季五輪の追加競技として野球の実施が決まり、みやざきフェニックス・リーグに参加している日本ハムの野村佑希内野手（２３）が１６日、５年後の侍ジャパン入りに意欲を示した。２２年には日本代表候補としてリストアップされた。ファイターズの未来を担う有望株は、日の丸を背負う戦いを望み、一層のレベルアップを誓った。野村の一問一答と、東京五輪で監督を務めた稲葉篤紀ＧＭ（５１）のコメントは以下の通り。

―２８年ロス五輪で野球の実施が正式決定した
「うれしいことじゃないですか」

―五輪の野球で印象に残っているシーンは
「直近の２０２１年東京五輪じゃないですか。稲葉監督ですね」

―侍ジャパンへのあこがれは
「あこがれはありますね。高校のときからずっとあります」

―５年後、五輪代表に選ばれる可能性がある
「僕みたいなタイプが選ばれるとしたら、打撃を期待してもらって、ということだと思う。打撃で活躍できるような選手になれたら」

―同期には万波もいる。一緒に出られたら
「あいつは現状、そういう（主力）選手ですし。僕もそういう選手になりたい」

プロ１０年目の２８年

―５年後は２８歳。野村、万波らの世代が中心を担いそう
「５年後はプロ１０年目。僕の場合は今年、こういう（不満の残る）成績ですし、来年、再来年と結果を残さなければ、２８年の時点で野球ができているか、分からない。まずは来年、しっかりレギュラーを獲れるように頑張ることが一番かなと思う」

―将来、侍ジャパンに入ったとき、どんな役割を担いたいか
「僕は８番、９番の打力だったら選ばれるタイプではないので。中軸を打つような成績を残さないと、選出されない。打席でしか、強みがないので、もっと打力を身につけていきたい」

■ロス五輪で野球の実施が決まったことについて稲葉篤紀ＧＭ（５１）のコメント
「２０２８年のロサンゼルス五輪で野球競技が追加されたことを野球人の一人として大変喜ばしく思います。東京五輪で日の丸を背負って一丸となった選手たちの姿は本当に素晴らしいものでした。オリンピックという舞台で野球競技が行われることで、野球の魅力が世界に伝わり、野球に興味を持つ子どもたち、応援してみたいと思う方々が増えることを期待しています」