清宮&万波 28年ロサンゼルス五輪出場へ飛躍誓う
5年後の祭典 充実期に開催されるロス五輪
ロスの主役は俺たちだ―。日本ハムの清宮幸太郎内野手(24)と万波中正外野手(23)が17日、千葉・鎌ケ谷の球団施設で秋季練習を行い、2028年のロサンゼルス五輪出場を熱望した。
野球は来年開催のパリ五輪で除外されたが、東京五輪以来2大会ぶりの復活が正式に決定。29歳、28歳と年齢的にも充実期で本番を迎える2人が、日の丸への思いを語った。
侍ジャパンに憧れを抱く清宮 「すごくワクワクする」
即答だった。鎌ケ谷で汗を流した清宮は、ロス五輪で野球が追加競技に決まったことを受け、「出たい気持ちはめっちゃありますし、やっと来たかって感じです。普段は敵の人たちが味方になって、一緒になって戦うっていうのは、すごく特別なものがある。そういう人たちと(他国の)スーパースターたちに立ち向かうっていうのは楽しみだなというか、すごいくワクワクすると思います」と目を輝かせた。
高校時代はU-18の日本代表に選出され、日の丸を背負ったことがある。しかし、「高校の時とは比べ物にならない。やっぱり日本中を巻き込む力がある。全然、別物だと思っています」と、日本のトップが集結する侍ジャパンに大きな憧れを抱いている。
同学年にはヤクルトの村上ら さらなるレベルアップは必須
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同学年には2年前の東京五輪や、今春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した村上(ヤクルト)がいる。5年後には他にも、同世代のライバルたちが台頭してくる。五輪出場には大幅なレベルアップが必要なことを自覚しつつ、「もう死に物狂いでやっていきたいと思います。やっぱり文句なしというか、清宮でしょって言われるぐらいの選手になっていたいなと思います」と力強く意気込んだ。
WBCサポートメンバーの万波 「大いにチャンスがある年齢」
万波も、気持ちは同じだ。「めちゃめちゃ出たいです。大いにチャンスがある年齢だと思いますし、そういう巡り合わせもあるのかなと思う。やっぱりオリンピックとか、WBCはすごい特別な大会。そこに選ばれる選手になりたいと強く思います」と言い切った。
今春には、WBCに臨む侍ジャパンのサポートメンバーとして、練習や試合に参加。「メンツを見て、やっぱり日本代表ってとんでもないところだなって感じました。そういうところに入っていきたいという思いは強くなりました」と〝本物〟を間近で体感したことも大きな刺激になった。
目指すは日本代表のレギュラー 高い壁は十分に理解
メンバーに入るだけでも快挙だが、目線はもっと高い。「日本代表でスタメンを張っているような選手になっていたい。この5年間、まだまだ先ですけど、一年一年、実績を積み上げて、ほんとにリーグの顔とかチームの顔って言われるような選手になりたい」と力を込める。
壁が高いことは重々承知している。「今回のWBCメンバーに、(カブスの)鈴木誠也さんもいる。日本球界を見ても、すごい選手はたくさんいますし、外野で出るのは大変。なので本当に、毎年タイトルを争ったり、何回も獲るような打撃成績だったり、毎年ゴールデングラブ賞を獲れるような守備だったり、そのぐらい分かりやすい結果を残して初めて選ばれるか、選ばれないかっていうぐらいのレベルじゃないかなと思います」と気を引き締めた。
まずは来季のさらなる飛躍 チームをけん引するぞ!
日本ハムの将来を背負う左右の大砲。まずはチームで文句なしの成績を残し、世界の舞台へと羽ばたいてみせる。