66歳の誕生日を迎えた札幌ペトロヴィッチ監督が北海道愛を語る
■10月18日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
練習後、さわやかな秋晴れの中で祝福されて満面笑み
北海道コンサドーレ札幌は21日の次節アウェー横浜M戦(日産ス)に向けて、4対4プラスフリーマンのパスゲームや、9対9のミニゲームなどで調整した。この日はミハイロ・ペトロヴィッチ監督の66歳の誕生日。札幌での6年目シーズンを戦っている指揮官は、多くの祝福を受け、満面の笑みを見せた。
冷たい雨が降り注いだ前日から一転し、ペトロヴィッチ監督の誕生日を祝福するかのような気持ちの良い秋晴れの中で練習が行われた。いつもと同じようにトレーニングに励む選手たちを間近で見つめ、メニューの合間には熱の入った指導を行うなど、百戦錬磨の指揮官は横浜M戦での勝利に向けて妥協を許さない姿勢を見せていた。
そんなペトロヴィッチ監督が表情を崩したのは練習終了後のこと。ピッチからクラブハウスへとつながる階段に足を踏み入れると、練習見学に訪れていた大勢のファン、サポーターから祝福の言葉をかけられたときだ。監督も感謝の言葉を口にしながら笑顔で手を挙げて応えるなど、練習場は幸せな空気に満ちあふれていた。
「ここで生活できるのは非常に幸運なこと」
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66歳という年齢について「シーズン中は常に試合が続いていく中で、ゆっくり過ごすこともあまりできなかった人生だが、自分自身がこういう職業を続けられていること、健康でいられることは幸せに思っている」と語り、この1年の抱負を「仕事をしている限りはストレスも多いし、大変なことも多いが、こうして元気でいられることが何よりだと思う。ストレスをしっかりと発散しながら健康でいられるように、これからも頑張っていきたい」とコメント。さらに、「ここ最近の6年間は、北海道という非常に気候が良く、空気のおいしいところで過ごせている。年を取ってきてからここで生活できるというのは、私にとって非常に幸運なことだと思っている」と、北の大地への深い愛着を口にした。
来季去就について問われると北海道愛を強調
気になる来季の去就については明言こそ避けたものの、「私は札幌が大好きだ。札幌、北海道というのは、本当に私の大好きな場所だ」と北海道愛を強調。今年1月に行われたキックオフイベントの際に意欲を語った自己最長となる同一チームでの7年目の指揮に向け、今後の動向に注目だ。
報道陣からは写真入り「白い恋人」と「サッポロビール」を贈呈
毎年恒例となっている報道陣からのペトロヴィッチ監督への誕生日プレゼント。今年は札幌のオフィシャルトップパートナーが実施しているサービスを用いて、世界に一つだけの特別なプレゼントを贈った。
一つは石屋製菓が販売するおなじみの『白い恋人』。練習場に隣接する白い恋人パーク内で実施しているオリジナルデザイン缶作成サービスを利用して、監督のオリジナル缶を作成した。
もう一つはサッポロビールが行っているオリジナルラベルのビール作成サービス『フォトビー』。「誕生日」や「結婚式」など、贈答目的に応じてさまざまなラベルが選択できるが、その選択肢の中に「コンサドーレ」も存在。監督へのプレゼントにもコンサドーレラベルを使用した。
掲載した写真には、今年6月に監督がフリーマンとして練習に参加した際の柔らかな笑顔を写した一枚をチョイス。クラブからの許可を得た上で、プレゼント用として使用した。