プロ2年目右腕の北山亘基 黒髪で〝原点回帰〟 その理由とは
2軍施設のある鎌ケ谷で秋季練習
日本ハムの北山亘基投手投手(24)が原点回帰を図った。千葉・鎌ケ谷の2軍施設で行われた秋季練習に参加。プロ2年目のシーズンを終え、黒髪に戻した意図を明かした。
「取り繕うのは疲れました」 清宮からのイジりには笑顔
人生初のカラーリングから一転、帽子からチラリとのぞく髪が真っ黒になっていた。同学年の清宮に「鏡を見て、俺じゃないと思ったらしいです」と、ちゃちゃを入れられた北山は、笑みを浮かべながらその理由について語った。「取り繕うのは疲れました。自分じゃない自分を見続けるのはしんどい。そんなマイナス思考じゃないですけど」
きっかけは新庄監督からの〝指令〟
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事の発端は7月末。先発するもピリっとせず、新庄剛志監督(51)から「ひげ生やした方がいいんかな?」とイメチェン指令を受けた。「ひげが伸びない」タイプだという右腕は、悩みに悩んだ末、毛染めに挑戦。『イケオジ』をテーマにホワイトアッシュのハイライトを入れた。
「ボスに殻を破れという意味でアドバイスをもらった。僕は自分の中に閉じこもるというか、入り込む癖がある。それを開けられて良かった」と新境地を切り開くことができた。
黒の良さを再認識も第2弾を予告!?
大胆なイメチェンを果たし、気づきもあった。「新たな自分に出会えていい経験になったんですけど、それも踏まえて自分は黒でいいなと思いました。ケアのめんどくささも含めて。黒が一番、何もしなくていい。髪を染めている時間も長いじゃないですか」。ヘアケアに費やす時間を加味し、黒髪に戻すことを決断した。
初めてのヘアカラーは、清宮が「似合っていたよ」と絶賛するなど評判は上々だった。「悪くはなかったです。今までよりギャップはないので、またやるかも。次は全頭ブリーチのシルバーで(松本)剛さんみたいにしたいですね」
プロ3年目の2024年シーズンへ気合十分
髪を黒く染め直し、決意も新たになった。「オフのテーマはシンプルに深く。この2年間は、いろいろ試した。自分の中で筋道は見えたので、僕はこの方向でこういうことをしっかりやると決めた。体の使い方から、自分の中で持っているものを突き詰めるだけです」。初心にかえって、プロ3年目の来季へ突き進む。