札幌MFルーカスが横浜Mの親友ロペスとの今季初対戦に意欲 「見てて楽しい試合になっているので、最後に札幌が勝てればいい」
■10月19日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌のMFルーカス・フェルナンデス(29)が、2021年まで共に札幌でプレーしていた横浜MのFWアンデルソン・ロペス(30)との今季初対決に挑む。
現在、得点ランク2位の強敵
ロペスとは札幌時代から親しく付き合い、今でもよく連絡を取り合う仲。現在リーグ戦で19得点をマークし得点ランキング2位に付ける親友に対し「得点能力のある素晴らしい選手。やはり彼が要注意人物だということは忘れてはならない」と警戒心を見せる。「そこを抑えれば、札幌にとってかなり大きいと思います」と、優勝争いを繰り広げている横浜Mから勝利を挙げるための活路をロペス封じに見いだそうとする。
直前にロペスから「やりづらい」と電話
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対戦を目前に控えロペスからは「(札幌は)やりづらい相手だ。札幌のやりたいことをできるようにさせてしまうと、本当に手ごわい相手だ」と話があったそうで、「だからその通りに、自分たちのサッカーで勝てればいいなと思います」と、再びロペスの脳裏に札幌の怖さを植え付けたいところだ。
5月24日ルヴァン杯で珍しく頭でゴール
今季の横浜Mとの公式戦5試合のうち、ルーカスはルヴァン杯2試合に出場。5月24日のグループステージ第5節(札幌ドーム、3〇2)では、後半12分に来日後の公式戦通算14得点目にして初めてとなるヘディングでゴールを決めた。ずばぬけた足元のテクニックを誇るだけに、来日5年目にして珍しいゴールシーンを披露する格好となったが、「どこにボールがこぼれてくるかとか、ポジショニングをどう取ればいいかという嗅覚に優れているので、両足で点を決められますし場合によっては頭でも決めます」と胸を張る。「まずは勝つことを心がけたいし、僕自身も点を取れればいいなと思っています」と、再び横浜Mを撃破するゴールを決めることに意欲を見せる。
今季2試合ずつ出場も親友対決なし
ルーカス、ロペス共に今季のこの対戦カードで2試合ずつ出場しているが、意外なことに同じ試合での出場がまだない。今季のカード最終戦でようやく実現しそうだ。「両チームとも攻撃的なプレースタイルなので、オープンな試合になると思いますし、対戦したときには必ずすばらしい内容の試合、見てて楽しい試合になっている。また今回もそういうサッカーになると思いますが、結果として最後に札幌が勝てればいい」と意気込むルーカス。札幌の攻撃のキーマンである背番号7がサイドを制圧し、敵地から勝ち点3を持ち帰ってみせる。