《横浜M戦前日》お互いの戦い方というのはしっかり熟知している
■10月20日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
―他会場の結果次第では、J1残留が決まる試合となる
数字的にはそういう状況であるが、ただ残りの5試合については自分たちが、我々を応援してくれる全ての人のために、良いゲームをして一つでも多く勝たなければいけないと思っている。
湘南、名古屋、柏と、良いゲームをしながら我々は1ポイントしか取れていない現状がある。そういう中でしっかりと自分たちの戦い、戦う姿勢を見せながら良いゲームをして、勝ちというもの、あるいはポイントというものを、アウェーの地で取ってきたいと思っている。
―相手は今季6度目の対戦となる横浜M。今の相手の状況をどのように見るか
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
横浜Mは直近の2試合で言えば、非常に重要なゲームを落としている。リーグ戦では優勝を争う神戸との直接対決で敗れ、ルヴァン杯では準決勝で浦和に敗れるという状況で、我々とのゲームを迎えている。ケガ人も多いということで、火事で言うならば火の手が直前まで迫っているような、厳しいところに追い込まれている状況での試合だと思う。
ただ我々も、後半戦に入ってからだけの順位を見れば最下位である。後期に入ってからケガ人や出場停止などが多い中で、非常に苦しい試合を強いられており、なかなかポイントを積み重ねられていない現状がある。
残りの5試合は先ほども言ったように、一つでもポイントを重ねるために全力で戦わなければいけないと思っているし、そういう戦う姿勢というものを、明日のゲームでもしっかりと見せたいと思っている。
横浜Mとは今年何度も対戦しているので、お互いの戦い方というのはしっかり熟知していると思う。これまでの対戦でも勝ったり負けたりしているが、ただ内容的には決して悪いゲームではなかったと思うし、それぞれのゲームで非常に良い試合ができていたと思う。
そういう中で現状の問題といえば、ケガ人が多いということ、そしてコンディションがなかなか(ベストに)届かない選手が多いということだ。走る、戦うという、そういった部分が我々のサッカーのベースになる中で、なかなか30分、1時間と、非常にインテンシティーの高い戦いに耐えうるコンディションではない選手が多い。ケガをして離脱して、復帰してまたケガをしてというのを繰り返している選手が多いというのが現状であり、今シーズンの難しさであると認識している。そこが我々の今シーズン抱えている非常に難しい部分だ。
■札幌のJ1残留決定条件
現在、残り5試合で勝ち点33の札幌は、横浜M戦での結果と、同日に行われる17位・湘南(同24)、18位・横浜FC(同23)の結果次第で、今節でのJ1残留が決定する。
〇札幌が勝利した場合(勝ち点36)
以下のいずれかの条件を満たせば残留決定
①湘南が△または●
②横浜FCが●
△札幌が引き分けた場合(同34)
湘南、横浜FCが共に●であれば残留決定
●札幌が敗れた場合(同33)
残留決定せず
※横浜FCと湘南は第33節に直接対決を残しており、両クラブが共に残り試合を全勝することができないため、上記の条件を満たせば両クラブに追い抜かれることが無くなる