高校野球
2023/10/21 18:15

【プレーバック】秋季全道高校野球大会2回戦 東海大札幌高5-3旭川実業(10月21日、札幌ドーム)

九回無死一塁、東海大札幌高・鈴木(左)が適時三塁打を放つ(撮影・北波智史)

12安打の東海大札幌高が着実に加点 旭川実業はミスが響いた

 常に先手を取った東海大札幌高が旭川実業を振り切って8強入りした。

 先制点は二回。相手ミスに乗じた。先頭の5番・鈴木賢有三塁手(1年)が中前打で出塁し、犠打で二進。その後、暴投と捕逸でホームに生還した。1―0の四回には2死一塁で、9番の菅野隆世投手(2年)が左翼線を破る適時二塁打を放った。

 1点を返された直後の五回には敵失で出塁した走者を二塁に置き、鈴木が右前にタイムリー。流れを渡さなかった。鈴木は七、九回にも適時打をマークし、トータル4安打3打点と打棒を振るった。

 投げては3投手の継投で逃げ切った。先発の菅野は四回途中1失点と試合をつくった。2番手の八巻亮太投手(2年)は3回⅔、3番手の矢吹太寛投手(1年)は2回⅓をそれぞれ1失点に抑えた。

 旭川実業は、3番の白川蓮也遊撃手(2年)が四、七回にタイムリー。九回には4番の岸本颯仁中堅手(2年)が3点目を叩き出したが、及ばなかった。

 田中稜真投手(2年)は9回を投げきり、12三振を奪ったものの、12安打5失点(自責点1)。4つのバッテリーミスがいずれも失点に結びついたのが痛かった。


■5打数4安打3打点と大活躍した東海大札幌高・鈴木賢有三塁手(1年)
「自分は決めることが仕事だと思ってたので、チャンスで回ってきた時は絶対に(走者を)かえすという気持ちで打席に入って、良い結果につながって良かったです。バッティングは中学校の時からずっと得意にしてきた」

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