高校野球
【プレーバック】秋季全道高校野球大会2回戦 札幌国際情報7-2旭川北(10月21日、札幌ドーム)
札幌国際情報がコツコツと11安打を重ねて7得点
今大会で初めての公立校対決は、コツコツと得点を積み重ねた札幌国際情報が7-2で旭川北に勝利。21世紀枠候補に選出された21年以来の8強入りを果たした。
札幌国際情報は二回に先制した。先頭の5番・生野凌佑左翼手(2年)が三塁線を抜くチーム初安打で出塁。後続が犠打で二進すると、7番・石井海人三塁手(2年)が先制の右前打。石井はそのまま相手守備が二塁ベースから離れたのを見計らって二塁を陥れるなど、得点にはつながらなかったが随所に貪欲なプレーを見せた。
三回は2番・廣川優作右翼手(2年)から2連打と併殺崩れで追加点。四回は1死一、三塁から、9番・伊藤彬捕手(2年)がスクイズ成功。ボディブローのように得点を重ねた。
打線が沈黙していた旭川北の反撃は3点ビハインドの五回。先頭の5番・菊地斗夢三塁手(1年)の一ゴロを相手が失策して出塁。犠打を挟んで7番・赤川寛遊撃手(1年)が右中間への適時三塁打を放って1点を返すと、続く藤原隆世右翼手(1年)も中犠飛を放って1点差に追い上げた。しかし、反撃もここまで。六回にもう1安打が出たが、札幌国際情報の先発・今村壮吾投手(2年)に2安打、2番手・藤原健伍投手(2年)には3回無安打無失点に抑えられた。