Vリーグ
2023/10/21 21:30

ヴォレアス 初のV1で黒星スタートも光明 エース張育陞主将が両チーム最多23得点「3セット目が自信になった」

第3セット、アタックを決めるエース張育陞(手前右)(撮影・金田翔)

■Vリーグ男子1部 東レアローズ3-1ヴォレアス北海道(10月21日、静岡・三島市民体育館)

昨季5位の東レとプレーの細部で差も ビースト張育陞が躍動

 開幕黒星も光は見えた―。今季から初めてV1に挑むヴォレアス北海道が、敵地で東レアローズとの開幕戦に臨み、1-3で敗れた。昨季5位の東レとはプレーの細部で差が付き、いきなり2セットを落とす展開だったが、今季から主将を務めるオポジットの張育陞(23)が両チーム最多の23得点を記録。エースを中心に第3セットを奪うなど、V1でも戦える要素は見せた。敵地まで駆け付けてくれたファンのためにも張育陞主将は「勝利を届けたい」とV1初勝利を誓った

昨季までV2で2年連続MVP

 〝ビースト〟ぶりは国内最高峰の舞台でも変わらなかった。第2セットまで細かいミスが目立ち、なかなか攻勢に出ることができなかったが、第3セット、昨季までV2で2年連続MVPを獲得した張育陞主将が本領を発揮した。11得点を荒稼ぎし、セット奪取に大きく貢献した。試合後は「3セット目が取れたのは、私たちの自信になった」と胸を張った。

アタック決定率63.9%

 2セット目からの出場だったが、両チーム最多となる23得点をマーク。アタック決定率も63.9%と上々の数字を残した。エド・クライン監督(42)も「とても良かった」と目を細める躍動ぶり。しかし、張育陞主将は「V1は強い選手が多い。まだ実力が足りない。1試合ずつ成長して、あのレベルに行けるように頑張りたい」とさらに上を見据えた。

1セットは主力外し、レセプションの良いラインアップ

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