連日、鎌ケ谷で石井が精力的に汗を流している。この日は全体練習が終わった後もグラウンドに残り、三塁のポジションで１時間以上ノックを受け続けた。

　「ポジションは関係ないんですけど、このクールは毎日やっていて、足の運びを練習しています。前のクールは特打をずっとやらせてもらっていたので、次は守備をしっかりやるっていう意味も込めて」と居残り練習の意図を説明した。

　今季はけがの影響もあり、プロ７年目でキャリア最低の出場試合数に終わった。「まずは、けがをしない体づくりがテーマ。今はご飯食べてウエートして、だんだん体がデカくなってきました。（春季キャンプ初日の）２月１日が実戦と言われてもいいように、準備していきたい」。引き締まった表情に、来季への強い覚悟を感じた。