高校野球
2023/10/22 20:30

北海がクラークにリベンジで夏春連続まであと2勝 1年生右腕・松田収司が1安打0封【秋季全道高校野球】

7回を無失点で投げ抜いた北海の先発松田(撮影・野沢俊介)

■秋季全道高校野球大会第5日(10月22日、札幌ドーム)
▽準々決勝 北海10-0クラーク※七回コールドゲーム

ライバル対決制し4強一番乗り

 今夏の甲子園代表校対決は、北海が10-0でクラークに圧勝した。今夏の甲子園メンバーが残るクラーク打線を、北海の松田収司投手(1年)が7回わずか1安打に抑え自身初の完封勝利(七回参考)。打線も2試合連続の2桁安打で4強一番乗りを果たした。

三塁許さず七回コールド「まだいけました」

 七回2死。最後の打者を104キロのカーブで空振り三振に打ち取りコールドゲームが成立。松田がスコアボードに「H」ランプを灯されたのは、四回に右前打を許した1度だけだ。三塁はおろか、得点圏に走者を背負ったのも一回と三回の2度のみ。「今日はカーブが調子良くて、緩急で空振りが取れたので良かったです」。球数は7回で95球。自身最長イニングの投球にも「まだいけました」と涼しげな表情を浮かべた。

訓子府中時代は捕手9割、投手1割

 この春卒業した訓子府中では投手と捕手を兼任。といっても「9対1で捕手でした」と松田。ブルペンにもほとんど入ったことはなかった。複数の強豪校から誘いがあったが「一番甲子園に行っていて強かった」と、夏の甲子園全国最多40度を誇る名門の扉を叩いた。

平川監督に投手の才能見出され

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