【一問一答】今川優馬 本塁打0の汚名返上へ 一念発起の長尺バット導入「寝る時もバットを握る」
みやざきフェニックス・リーグに参加している日本ハムの今川優馬外野手(26)が来季に備え、モデルチェンジを図っている。本塁打0にとどまった今季の反省をもとに、バットを84・5センチから86センチに変更。長距離砲として進化するため、リスクを恐れず、新しいスタイルの構築を目指す。一問一答は以下の通り。
―宮崎に来て、長打が1本。次クールに向けて
「まだ3試合しか出ていない。フォームを試行錯誤しながら。バットも新しく変えた。残りは6試合しかないですけど、実戦の中で少しでも練習の成果を出せればいいなと思います」
―バットはどう変えたのか
「長さを変えました。(従来のものから)1・5センチ長くして、86センチにしました。こっちに来てからです」―変更の狙いは
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「長打を増やすため。コンタクトを意識するため、プロに入ってから短くしたんですけど、長打を増やすために、思い切って。1・5センチってバッターからしたら、めちゃめちゃ(違う)。全く別のモノを振っているような感じなんですけど。21日に初めて試合(中日戦)で使ったんですよ。届いたばかりで。案の定、詰まったりとか、多かった。そこは練習でしっかり慣れていって、寝る時もバットを握りながら、感覚をしっかり養って。なじむまで時間がかかると思う。目先の結果を求めて、今までと同じバットを使っているようだと先はないと思って。結果も出しつつ、折り合いを付けたい」
―残り少ない実戦が大事になるか
「どっちにしろ、来年のキャンプまで時間はたくさんある。今はむしろ、体づくりとか、バッティングのメカニクスの基礎をしっかり磨く方が大事だと思っている。エスコンのキャンプメンバーに選ばれるか、分からないですけど、臨機応変にやっていきたい」
―ここまで長いバットを使った経験は
「初めてですね」
―ずっと84・5センチを愛用していたのか
「社会人まで85センチを使っていて。プロ入りに合わせて0・5センチ短くして84・5センチにした。今までずっとそれが合っているかなと思っていたんですけど、何か変えるきっかけになるかなと。そこからまた、ちょっと短くしたりとか、たぶん、あると思うんですけど、今はとにかく、どんどん新しいことにチャレンジしながら、自分のレベルアップにつなげていきたい」
―86センチの長尺バットは珍しくないのか
「みんなそれぐらい。僕が今まで短すぎたと思います」
―操作性が難しくなりそう
「そうですね。そこが一番のポイントだと思います」
―去年、本塁打がなかった。一発を増やすことがオフのテーマに
「もちろん、それしかないですね。今年は0本で終わってしまった。自分の野球選手としての価値がない年だった。もう一度。僕がプロに入る時、大渕スカウト部長と約束したことがあって。どんな時でもホームラン王を狙えるバッターになってほしいと言われて。それでファイターズに入団できた。もう一回、その約束を胸に、ホームラン、長打でチームを救えるようなバッターになりたいです」
―母校(東海大札幌高)が秋季全道高校野球で4強入りしている
「久しぶりじゃないですか。夏は初戦負けだったので、僕も悔しかったです。優勝したら、差し入れをしたいですね」
―後輩の頑張りが刺激に
「縦じまの勝利が一番うれしいので、それだけを願っています」