夏季スポーツ
2023/10/23 21:00

インターハイの経験生かし札幌創成2年連続4強入り DF米田來禅が公式戦初ゴール【全国高校サッカー選手権北海道大会】

前半11分、CKから頭で先制ゴールを決めた札幌創成のDF米田(撮影・西川薫)

■全国高校サッカー選手権北海道大会第3日(10月23日、苫小牧緑ケ丘公園サッカー場)
▽準々決勝 札幌創成3-2北海道大谷室蘭

2度追い付かれるも勝ち越し許さず

 札幌創成が2年連続の4強入りを果たした。前半11分にCKからDF米田來禅(2年)の公式戦初ゴールで先制。その後は北海道大谷室蘭に2度追い付かれたが勝ち越しは許さず逃げ切った。残り3試合は札幌大谷、旭川実業、北海がそれぞれ勝利。28日に札幌厚別競技場に舞台を移して行われる準決勝は札幌大谷-旭川実業、北海-札幌創成の組み合わせに決まった。

「今シーズン初得点です。あれっ、公式戦初得点です」

 米田が左CKからのボールにどんぴしゃで合わせ、うれしい高校初ゴール。ボールがゴールマウスに吸い込まれると、両手を高くつきだした。「前半、ちょっと入りを意識してて、絶対に先に触ろうと思っていた。ヘディングと対人には自信がある。今シーズン初得点です」と喜んだが、米田が公式戦に出場し始めたのは今年に入ってから。「あれっ、公式戦初得点です。うれしいです」。貴重な先制弾で主導権を握った。

メンバー唯一の中体連出身組

 4バックの左CBを務める。中学時代はクラブチームでプレーする選手が多い中、米田は中体連出身でただ1人ベンチ入り。「中学校の環境とかあんまり関係ない。どうやるかじゃなくて、自分が何やるか」とキッパリ。鏑木正彦監督(48)も「ハングリー精神がある。一生懸命、精いっぱいやるのが一番のストロングポイント」と目を細める。

6月に左膝靱帯損傷

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