札幌DF馬場晴也「小っちゃい頃から目指していた夢」に向け、22歳イヤー初戦でJ1残留決める!
■10月24日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は28日の横浜FC戦(札幌ドーム)に向け24日練習を再開。攻撃練習などを行って調整した。DF馬場晴也はこの日が22歳の誕生日。来年行われるパリ五輪の出場を目標に掲げている若武者が決意を新たにした。
「早いな。もう4年目か」
「早いなと思いました。もう(プロ)4年目か、という感じです」。18歳で東京Vに加入してプロキャリアをスタートさせてから4年。札幌に移籍して自身初のJ1を戦っている今季は、ここまでリーグ戦18試合に出場。第25節アウェー川崎戦で加入後3度目となる先発出場を果たすと、アジア大会参加のためチームを離れていた期間の2試合を除き、前節のアウェー横浜M戦まで4試合連続で先発フル出場中。もはやチームに欠かせない選手の一人として存在感を高めつつある。
「パリに向けて大事な一年」
22歳イヤーは、馬場がかねてより目標とし公言してきた大きな大会がある。2024年7月に開幕するパリ五輪だ。「小っちゃい頃から目指していた夢なので。札幌のこともそうですけど、パリに向けても大事な一年になると思います」。22歳初日に決意を語った。
「日の丸を付ける喜びと責任」
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「五輪やW杯とかの大きな舞台で日の丸を付けてプレーしている選手をテレビで見て、自分も立ちたいと思っていました」。幼い頃から憧れてきたサムライブルーのユニホーム。高校生となって世代別代表に選ばれるようになると、イメージはより鮮明なものとなり国際大会の舞台への思いがさらに強くなった。「日の丸を付ける喜びであったり、責任であったりは親善試合などでも感じるので、それを全世界の人に見られるような大きな大会で付けるのは相当な経験になると思います」。来年4月に行われるアジア最終予選を兼ねたU-23アジアカップ、そして7月の本大会でメンバー入りを果たし目標を達成すべく、ここからさらなる進化を目指していく。
次節勝てば7年連続J1残留
22歳となって最初に迎える公式戦が28日の横浜FC戦。勝利すれば7年連続のJ1残留を決めることができる大事な一戦だ。「横浜FCも残留争いをしていますけど、勝てば自分たちの力で決められる。こうやって残留争いに巻き込まれてしまっているのも自分たちのせいだし、本当にサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちはありますけど、残留をつかむのも自分たち」と、今週末の札幌ドームで決める強い決意を抱いている。
「横浜M戦も全部が全部悪かったわけではない」
「横浜M戦も全部が全部悪かったわけではないと思うので。いいところはそのまま継続して、戦うところ、目の前の相手に負けないことを90分間やり通せば、良い試合ができて勝利をつかむことができると思う。時間は無いけど、それに向けてみんなでいい準備をしていけば、このチームだったら勝てると思います」。勝負の24年シーズンを最高の形で迎えるためにも、22歳初戦を勝利で飾り絶好のスタートとする。