ファイターズ
金村尚真が述懐「頭が真っ白に…」 運命のドラフトから丸1年 ルーキーの現在地は
■みやざきフェニックス・リーグ DeNA3ー0日本ハム(25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎)
先発し6回無失点 シーズン同様の安定感を披露
日本ハムの金村尚真投手(23)が25日、みやざきフェニックス・リーグのDeNA戦に先発し、6回無失点と好投した。今リーグでは3試合に登板し、計17イニングを2失点。シーズンさながらの安定感ある投球を展開し、ローテーション定着を目指す来季へ向けて弾みをつけた。
四回まではパーフェクト 五回のピンチにも動じず
8つの持ち球を惜しみなく使い、相手打線を封じ込めた。ゲーム序盤から積極的に内角を突き、凡打の山を築き上げた。四回までは1人の走者も許さないパーフェクト投球。五回には連打で1死二、三塁のピンチを招いたが、後続を断ち得点を与えなかった。
組み立てを意識しピッチング 内容にも納得
この秋、投球術に磨きをかけている。島崎2軍投手コーチと対話を重ねながら、投手主体に配球を組み立てることを心がける。「1軍で投げている時は捕手に任せきりだった。サイン通りに投げて抑えたり、抑えられなかったり。自分で考えて投球することが少なかったので、島崎さんと話をして『もっと自分から意見しないといけないな』となりました」
この日も試合前から、捕手の古川に「インコースを使いたいと頼みました」と自らの意思を伝え、マウンドへ。次々と打者を手玉に取り「詰まらせてフライで打ち取ることも多かった。最初に内角を突いたことが後半に生きたと思う」と納得の表情を浮かべた。