Bリーグ
2023/10/26 00:25

レバンガの道産子PG島谷怜がプロ初先発 W杯効果で最多動員数更新も千葉Jに惜敗

第4Q、ドリブルで敵陣に攻め込むPG島谷(中央)(撮影・小松巧)

■Bリーグ1部第4節(10月25日、札幌・北海きたえーる)
 レバンガ北海道77-82千葉ジェッツ

PG寺園の負傷で抜擢

 東地区7位のレバンガ北海道は、同3位の千葉ジェッツに接戦を演じるも、77-82で惜敗した。開幕から6試合先発出場していたエースPGの寺園脩斗(29)が、前節のアウェー・三河戦で負傷。代わりに道産子PGの島谷怜(23)が今季初先発となった。第3クオーター(Q)序盤に連続10失点し、一時は15点のビハインドを背負うも、第4Qに一時3点差まで追い上げた。直後にW杯日本代表の相手PG富樫勇樹(30)に2連続3点シュートで逃げ切られたが、下馬評を覆す可能性もあった善戦だった。

第4Q、千葉Jの富樫(手前左)に3点シュートを決められる

 

キャリア最長の34分以上プレー

 超満員の中でキャリア最長の34分以上プレーした島谷は「すごく悔しい気持ちが強い。勝負どころでのターンオーバーや。ディフェンスのミスコミュニケーションがすごく響いた。たくさんの方が来てくれて、すごく声援が後押しになって、最後に追い上げることができたけど、僕自身のミスがもったいない試合になった」。千葉Jの背中が見えていただけに、悔しさは倍増だ。

クラブ最多6646人が集結

 会場には、2018年5月6日の新潟戦で記録したクラブ過去最多動員数を345人上回る6646人が集まった。当時はゴールデンウイーク中最終日の日曜日だったのに対し、この日は平日ナイターにもかかわらず前売り券は完売。立ち見席まで販売する最高の舞台となり、どうしても勝利が欲しい一戦だった

島谷は司令塔に専念させ 富樫のマークは他選手へ

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