ドラフト1位指名の細野晴希 〝直属の先輩〟乾コーチが活躍に太鼓判
期待の最速158キロ左腕 「プロ野球選手は小さい頃からの夢」
日本ハムからドラフト1位指名された東洋大の細野晴希投手(21)が26日、都内の白山キャンパスで会見を行い、「プロ野球選手というのは小さい頃からの夢なので、それがかなってうれしい気持ちです」と笑顔を輝かせた。最速158キロを誇る左の本格派は「最近、球場も新しくなってすごい環境に恵まれた球団だなという印象があります。早く投げたいです」と胸を高鳴らせた。
日本ハムOBでコーチを務める乾氏も歓喜
会見場で無数のフラッシュを浴びる細野に温かいまなざしを向けている日本ハムOBがいた。2011年から16年4月まで在籍し、今春から同大硬式野球部のコーチを務める乾真大氏(34)だ。〝まな弟子〟が自身と縁のあるチームから指名を受け、喜びもひとしおだった。
大絶賛のポテンシャル 「3年後、すごいことになっていると思います」
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昨季まで独立リーグのBC神奈川で現役だったこともあり、細野とはキャッチボールや一緒にランニングをするなど汗を流してきたという。この日は野球部グラウンドから、会見場まで車で送迎。「本当に研究熱心で、真面目なやつです」と目を細める。
大きな将来性を感じている。「3年後、すごいことになっていると思います。まだ完成されていない。ここからです!」。課題とされている制球面も「大丈夫、全然、大丈夫です! まだ、能力を全部出していない。ポテンシャルがすごい」と太鼓判を押す。
将来性十分の剛腕を全力サポート
今夏の高校日本代表対大学日本代表戦では、アマチュア球界の左腕として最速の158キロを記録。「トラックマンでも常時153とか4とか出ている。160(キロ)も普通に出ると思います」と期待を寄せた。
東洋大から日本ハムに入団した直属の後輩。チームに早くなじめるよう、乾コーチが全力でサポートする。「選手会長は(松本)剛ですよね。宮(西)さんとか知っている人には、連絡しないといけないです」。世代屈指の剛腕には、頼りになる先輩がいる。
■プロフィール 細野 晴希(ほその・はるき)2002年2月26日、東京都生まれ。左投げ左打ち。小学2年で野球を始め、東亜学園高(東京)を経て東洋大に進学。今春リーグ戦で好投を続け、チームを1部復帰に導いた。今夏の高校日本代表vs大学日本代表ではアマ球界の左腕として最速の158キロをマークした。持ち球はスライダー、カットボール、ツーシーム、スプリット、チェンジアップ。180センチ、86キロ。