ファイターズ
新庄監督 無念のくじ引き失敗もドラ1左腕の細野にエール「ローテーションを勝ち取って」
2度目のドラフト会議は曇りのち晴れ
日本ハムの新庄剛志監督(51)が26日、都内で開かれたプロ野球2023年ドラフト会議で初のくじ引きに挑み、巨人と競合した西舘勇陽投手(中大)の交渉権を逃した。その後の入札ではくじ引き役を辞退。稲葉篤紀GM(51)に託した3度目で細野晴希投手(東洋大)の交渉権を獲得し「自分でつかんだプロ野球の世界なので、1年目はもう細野くんの好きなようにやってもらって、とにかくローテーションを勝ち取ってほしいですね」とエールを送った。
黄金の右手も不発 2度目からは辞退
黒を基調にしたチェックのスーツに黒のシャツを合わせ、2度目のドラフト会議に臨んだ。1位入札は西舘勇で、巨人と一騎打ち。ステージに上がった新庄監督は右手で封筒を選んだ。カードが手渡され「空けてください」とアナウンスされても右手を胸に当てたまま、微動だにせず、巨人・阿部監督のリアクションを待った。結果は外れ。肩を落とし、トボトボと球団のテーブルに戻った。
運に見放されていると悟った。2度目のくじ引き役は球団の小村社長にバトンタッチも、3球団競合の前田(大阪桐蔭高)も外れ。波乱の展開となり、外れ外れの1位で細野の交渉権獲得となった。