コンサドーレ
札幌7年連続のJ1残留決定! 先制点のMF駒井善成「やっとサポーターに勝ちを届けられた」
■J1第31節 札幌2―1横浜FC(28日、札幌ドーム)
リーグ戦5試合ぶりの勝利、そして7年連続となるJ1残留決定を告げる試合終了のホイッスルが札幌ドームに鳴り響いた瞬間、札幌サポーターからの大歓声が場内を埋め尽くした。
2カ月ぶり勝利に安堵の表情
後半アディショナルタイム2分に1点を返され、さらに横浜FCからの猛攻を受けた札幌。最後までどのような結末が待ち受けているかわからない激闘だった。1トップとして先発フル出場し、攻守両面においてチームに貢献し続けたMF駒井善成(31)は「とりあえずほっとしていますし、やっとサポーターの皆さんに勝ちを届けられたことをうれしく思います」と、約2カ月ぶりの勝利に安堵の表情を見せた。
決めれば24勝2分、不敗記録更新
両チーム共にJ1残留に向けて落とすことができない一戦。試合の展開を左右する大事な先制点を奪ったのは、ゴールを決めれば負けない不敗神話を持つ駒井だった。前半18分、FW菅大輝(25)が左サイドから送ったグラウンダークロスに反応するが、DFンドカ・ボニフェイス(27)との競り合いの中で転倒。だが逆サイドでルーズボールを拾ったMFルーカス・フェルナンデス(29)が中央へ強いボールを蹴ると、相手GKに当たって浮かび上がったボールが、体勢を立て直した駒井の元へ。きっちり頭で合わせて相手ゴールネットを揺らした。「菅のクロスにしっかり合わせたいなと思って、オフサイドにかからないようにと意識しすぎてンドカ選手に体を当てられたんですけど、でもそこに入ったからリフレクションで自分の所に転がってきたと思うので、動き的には良かったんじゃないかなと思います」。これで駒井がゴールを決めた試合では24勝2分。無敗記録はまだまだ終わる気配がない。