日本ハム選手が同学年のチームメートを紹介する連載企画『アイツらのことならオレに聞け!』の第4回は、1999年度生まれ。紹介役の北山亘基投手(24)が仲間についてコメントを重ねていると、大食漢の〝あの男〟が突然、乱入。北山と軽妙な!?トークバトルを展開し、さらに紹介役まで乗っ取った!その一部始終も余すことなく掲載しちゃいました~
※同企画では道新スポーツデジタルが、さまざまな年代を独自にピックアップ。各年代の代表者がメンバーの呼び名と素顔をぶっちゃけます。次回の第5回は一大勢力を誇るあの年代を予定。乞うご期待ください!
『きよちゃー』、『きよちゃん』…清宮幸太郎内野手
「先輩が『ちゃー、ちゃー』って呼んでいて、僕は同級生で侮辱的な呼び方だなと思って、『きよちゃん』を派生させて、『きよちゃー』です。他のみんなは『きよみや』とかですけど、僕は崩したほうがいいかなと思って。細かいことを気にしないタイプですね。動じない人間です。マイペースです。アイツと2人で空港でメシ食うとなった。同級生なので割り勘なんですけど、僕は一人前の親子丼を頼んで、『オレもしっかり食べたいわ、いい?』と言われて、アイツ3人前くらい頼んだ。丼モノ3個くらい。コイツめっちゃ頼むな。さすがに割り勘じゃないだろうなと思ったら。お会計で割り勘っしょ。アイツがかたくなに割り勘というので、僕はアイツの1個、払いました。領収書じゃんけんして僕が勝ったので、『領収書もらうなら、いいっしょっ』て訳分からない理論で言い聞かせてきました。本当ナメています。あと、卵食い過ぎです。鶏に恨まれるんじゃないかってくらい卵を食べる。昼食で置いてあるゆで卵をリアルに10個くらい取っている。どんだけ食うねんって。絶対、来世は鶏に生まれ変わると思います」
『りゅうじ』…北浦竜次投手
「アイツはくせ者ですね。ももの太さが異常。下半身おばけです。ケンタウロスみたいな下半身です。それをイジったら、追いかけてきます(笑)。やり返しにきますね。不思議なタイプ。変わっている。僕は大好きです。僕とマンチュウと竜次は3人セット。僕と竜次が仲良くしていて、マンチュウも、もともと竜次のこと大好きで。僕が入団してから竜次と仲良く話しているのを見て、僕のことも好きになった。僕のことも竜次のことも好きで、デュエル・マスターズって僕はあまり知らないんですけど、遊戯王か、エクゾディア。5枚カードが揃ったら使えるみたいなのがある。胴体、手と左足、右足みたいな。それと一緒で、『北山と北浦が揃ったらエクゾディア完成だ』とか、マンチュウが訳分からないことを言う。左の竜次、右の北山とマンチュウはよく言っている。僕は竜次ほど変わっていないと思うんですけどね。3人が揃うと万波が喜びます」
『やまーん』…山本拓実投手
「出会ってまだ日が浅い。山本はもっさん(晃大)もいるので、そこはすみ分けています。やまーんは真面目っすけど、真面目の中にユーモアがある。話していて楽しいです。(トレードで加入したばかりで)慣れない時は、球場まで車で一緒に行ったりした。野球の話もしますし、頭良いっすね。僕より真面目です。すごくストイック。サプリとか、めっちゃ飲んでいる。僕も参考にしたいので話を聞こうと思っています。同級生で唯一、野球の話をしようと思います」
『えいと』…田中瑛斗投手
「アイツは面白いっすね。来シーズン、一緒に先発の軸になっていけたら、切磋琢磨したいなと思います。あまり一緒にいる期間は少ないですけど…」
ここで「K・Kコンビ」の〝相棒〟清宮が登場!まるで漫才のような掛け合いが…
清宮「清宮世代~」
北山「北浦世代! やめろ、やめろ!」
清宮「(北山は)猫かぶっていますよ!」
北山「逆に俺のこと紹介してよ」
清宮「人のいないところにけん制投げるニキ」(※注1)
北山「おい! いつまで言うねん」
清宮「オレのせいみたいな感じでカメラに抜かれて、あれは根に持っている」
北山「コイツは何かあった時に、自分が悪いみたいな映し方されるんですよ。自分の中で反省していたんですけど、コイツも反省しているふうの顔していたっす。謎に。オレが悪いみたいな顔していた」
清宮「100ー0で(北山が悪い)すからね」
北山「日頃から、そういうチョンボをするからね。ああいうところで影響している」
清宮「僕は根に持っているので、忘れずに常に言っていこうと。2年前だろうが、3年前だろうが言っていきます」
北山「もういいやろ~」
清宮「やっぱり大事じゃないですか。人間、忘れちゃうから」
北山「空港で…割り勘…言ったぞオレは! どんぶり3杯対1杯!」
清宮「でも、領収書じゃんけん勝ったし、よくない? 領収書を勝ち取っているから、トントンくらいかなみたいな。同級生は仲悪いですね~。でも、今年、同級生会する話になっているんですよ。ついに! LINEグループができたんだよね」
北山「僕と瑛斗でつくりました」
清宮「だから言い出しっぺが(幹事を)やるべき」
北山「コイツら高卒の同級生が仲悪かった」
清宮「僕はめっちゃ仲いい」
北山「ちょっと、いい化学反応が起きてやろうと」
清宮「しゃあなしっすね」
北山「つなぎ役が入ったので」
清宮「今年、メンバーも増えたからね」
ここで仕切り直し!田中瑛の紹介に戻ります
清宮「アイツの言っていること8割はうそ!」
北山「それは本当。9割はうそ。いいやつですけど、まともに話しているところを見たことない。高田純次みたいな感じです」
清宮「ハハハ。話1割で聞いた方がいい」
北山「高田純次みたいに全部うそ」
清宮「マジで、しょうもない」
北山「リアル高田純次」
清宮「この前も立野さんに瑛斗が『車(打球)当たっていたっすよ』って言ったら、マジで当たっていた。瑛斗はうそで言ったのに、マジで当たっていた。そういう、うそばかりつきます」
『タケちゃん』…長谷川威展投手
北山「アイツはへんこ(頑固者)です。いぶし銀みたいな雰囲気、出していますけど」
清宮「文化祭で一番、目立っている系男子ですから。陽キャ! 実は舞台でマイク持って進める系。猫かぶっている」
北山「アイツ、滝行やった効果ないっす。煩悩ばかり。煩悩の塊。一つ言えるのは、アイツ左のAB型なんですよ」
清宮「それは加藤(貴之)さんに…。これは言った方がいいな」
北山「天才肌っす」
清宮「いい修正してきた~。軌道修正した」
北山「大投手がいるので、ちょっと変わっているけど天才肌」
清宮「あぶないね~。修正力あるね」
『アタル』…山口アタル外野手
北山「覚えたてのしょうもない日本語で僕を罵倒してくる」
清宮「アタルの絶妙な敬語とタメ口。お先です~、お疲れさまですとか」
北山「アイツ、寮で会った時のとっさの言葉が、おつ、お疲れさまです。アイツが書いているノートとか英語です」
清宮「最近、谷内亮太を覚えました。プチ情報として、谷内を書けるようになった。コーチの名前を書いていた。林と森も書けるようになった」
『もっさん』…山本晃大投手
北山「オレのラーメン師匠です。二郎、好きなので」
清宮「あんな感じですけど、たぶん人生経験豊富です」
北山「アイツは寛大ですよね。怒らないです。人からの誘いも全部、受け入れる。落ち着いている」
清宮「でも、肩幅と胸板が合っていない。胸板、全然ないのに肩幅半端じゃない。何かバランス違うよね」
北山「肩幅マジでえぐい。ラーメンについて何でも教えてくれる。われわれ二郎会を発足させているんですけど、上沢さん、寅威さん、(鈴木)健矢さん、オレ」
清宮「もっさんは?」
北山「入っていない。会長と面識があまりないから」
清宮「北浦のこと、何ていったの?」
北山「下半身おばけ」
清宮「あ~」
北山「オレとセット。マンチュウが好きな左右、オレが右、北浦が左。マンチュウ両隣」
このオフ開催予定の99年会。果たして、グループLINEは稼働しているのか
北山「竜次から『いつ同級生やるの? 決まった?』と来て、われわれの中では決まっているんですけど、北山、瑛斗、清宮の中で」
清宮「ミーティング行われたので」
北山「第一候補を確定して、でも竜次には伝わっていない。ラインでポンと来て、日にちを知っているやまーんがリアクションスタンプを押していたので、それに便乗して僕もリアクションだけしました。だから別日を教えて違う場所で合流させようかな(笑)。アイツも聞いているはずなんですけどね」
(※注1)2022年4月26日のオリックス戦(東京ドーム)。同点の十回無死一、二塁で、北山が一塁に悪送球。一塁手の清宮がバントを警戒してチャージしていたため、無人だった一塁に投じてしまった。痛恨のプレーでピンチが拡大し、オリックスに勝ち越しを許した。