2023自己採点~伏見寅威の場合~ 投手陣から絶大な信頼も自分に厳しい道産子捕手
新庄ファイターズの2年目シーズンが幕を閉じた。故障者が続出するなど、序盤から想定外の事態に見舞われ、60勝82敗1分。2年連続の最下位でフィニッシュした。それでも143試合を全力で戦い抜いた。新加入し、才能を開花させた投手。ポテンシャルの高さを見せつけたルーキー。一方で、けがに泣かされ、期待通りの結果を残せなかった選手もいた。道新スポーツデジタルが勝手にチョイスした個性的な面々が今季を自己採点する。
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「良いところ、悪いところ、両方出たけれど、年間を通して良い成績を残せなかった。(オリックスから)移籍1年目で少し貢献できたところもあるけれど、あまりうまくいかないことの方が多かったので50点くらいです。ピッチャー陣が『寅威さんのリードのおかげです』と言ってくれたことはうれしかったです。でも、僕が投げるわけではない。投げているのはピッチャー。抑えたらピッチャーの実力なので、抑えているのはピッチャーが良いということだと思います。バッティングは課題かなと思います。あまり自分の思い通りにいけていないので、そこはどうにかしたいですね」
「(昨季までバッテリーを組んでいたオリックスの山崎)福也から先制のホームランを放った9月1日のオリックス戦(エスコンフィールド北海道)。上沢、完封ですもんね。福也とは今でもよく話しますが、向こうも結構、意識しているみたいです」
「シーズン中、トレーニングをあまりできなかった。あそこが痛いとか、試合のこともあるし。でも、今は体の状態がまあまあ良いし、年間を通して体のバテを感じたシーズンでした。そこは強化していきたいです。パワーアップはしたいですけど、動ける体というか、体力的なものがもうちょっと欲しい。コンディション的なところもある。瞬発的な力を上げたいのはもちろんありますけど、年間通して波を少なくしたい。体がバテないようにつくり直したいです」
「チームとして優勝を目指して、もちろんやりますけど、最低でも3位以内に入ってクライマックス(シリーズ)に出て。キャッチャーとしてゲームをつくることは大事なので、自分の仕事をしっかりできるように。バッティング面が課題なのでそこでも、ちょっと貢献できるようにと思っています。今、日本シリーズを見て、やっぱりいいなと思います。一回経験している人なら、絶対いいなと思う。みんな経験できていないので、見るものみたいになっている。みんなで経験して、分かち合いたいです」
「シーズン中ではないですけど、雪虫が昔より多くなったなと。車のボンネット、フロントガラスもすごかった。あと、こっちのジンギスカンはやっぱりおいしいですね。大阪にはジンギスカンの専門店がない。それは魅力です」