札幌MF青木亮太 ラスト3戦「自分の良さを出したい」 ケガに泣き今季出場15試合
■11月3日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
4日はBTOP北海道と練習試合
北海道コンサドーレ札幌は3日、4対4のパスゲームや9対9のミニゲームなどを行って調整した。4日は11時からBTOP北海道との練習試合を実施する。前節の横浜FC戦で約2カ月ぶりとなる先発出場を果たしたMF青木亮太(27)。相次ぐ故障に悩まされ苦しいシーズンを送ってきたが、大団円を迎えるべくラスト3戦で奮闘を見せる。
前節、約2カ月半ぶり先発出場
横浜FC戦では左シャドーで8月19日のアウェー京都戦以来の先発出場を果たした。「練習では動けていたので、練習通りにやれればなぐらいに思って。そんなに悪い感じではなかったと思いますし、ゴール前でのクオリティーで落ち着きを出せたらなって思いながらやっていました」と語る通り、得点には絡まなかったが両チーム最多4本のシュートを放ち、後半20分には相手の股を抜く見事なドリブルからチャンスメークするなど、同26分にピッチを退くまで青木らしいプレーの数々を披露。リーグ戦5試合ぶりの複数得点、そして勝利に貢献してみせた。
昨季リーグ戦チーム最多8得点も、今季は…
昨季はチーム最多のリーグ戦8得点をマーク。今シーズンは攻撃の軸として飛躍が期待されたが、5月3日のホーム鹿島戦で左ハムストリングの肉離れを発症。3週間で復帰し、同24日のルヴァン杯ホーム横浜M戦で途中出場から決勝ゴールを決める活躍を見せたが、直後に再び同箇所を負傷。その後も全体練習の合流と離脱を繰り返し、札幌移籍後2シーズンで共に31試合を記録していたリーグ戦出場数は、今季前節までで15試合にとどまっている。「ケガがやっぱり多すぎました。動けるようになってきたところで、また戻ってしまうことがあったので、コンディションの保ち方とかケアの仕方は考えてやる必要があったのかなと思います」と振り返る。
「落ち着きのある試合を見せていきたい」
悩める日々を過ごすことが多かった今季。だからこそ最後をいい形で締めくくり来季へつなげたいところだ。「自分が試合に出たときには、自分の良さを出したいなって思いますし、(ゴール前での)落ち着きのある試合を見せていきたい」。昨シーズンの札幌のフィナーレを飾ったのは、清水との最終戦(札幌ドーム、4〇3)の後半アディショナルタイムに青木の右足から生まれた劇的勝ち越し弾だった。悔しい1年間を戦い抜いてきた青木が、今年もまた最高の形でシーズンを締めくくる活躍をラスト3戦で披露してみせる。