【一問一答】残留を発表した中島 練習のアメリカンノックは「まだまだいけるっていうアピール」
■秋季キャンプ(11月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの中島卓也内野手(32)が5日、エスコンフィールドで会見を行い、来季もチームに残留することを発表した。球団と1年契約を結び、年俸は今季から500万円減の2500万円プラス出来高(金額は推定)。一問一答は以下の通り。
―(自ら)
「来年もファイターズでプレーすることが決まりましたので報告します」
―今の心境は
「今年は久しぶりというか、1軍に行き出してから初めてファーム生活が長かった年だったので、来年はずっと1軍にいたいという気持ちが強いです」
―今季はケガもあった
「ケガがあって1軍の戦力になれなかった。そこを一番、気を付けていたので、ケガが一番悔しかったです。来年ケガしたら、もうあとがないと思って、もっとケガをしない体づくりを、このオフにやっていきたいです」
―若手が多い。ベテランとしてどう振る舞うか
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「僕が若い時には、いろんな先輩方の姿を見てきたので、僕が逆の立ち場になってやらないといけないことはあると思う。あんまり発言できないので、まずは姿だけ見せていきたいなと思う中で、言わないといけないところもある。そういうところはしっかり言っていきながら、若い選手に負けたくないという強い気持ちを持ってやっていきたいです」
―オフのテーマ
「まずは体づくり。来年1年間、戦い続ける体をつくっていくことと、本当にケガを(しないこと)。ケガが一番ダメなので、もう一度、基礎からウエートトレーニングだったりランニングだったり、そういうところをやりながら、あとはブレずにしっかり2月1日のキャンプに合わせてやっていきたい」
―チームから言われたことは
「今年1年、悔しいシーズンだった。その中で、ファームにいる時間が長くてもどかしさもあって、いろいろ思うこともあった1年だった。そこはこれからの人生のプラスになると思って、試合だったり練習だったり、僕の中でしっかりできたと思うので、そういうところを球団の人たちは見ているので。その中でファームではもっと若い選手もいるので、この年になってもやれているのはポジティブに思いながら」
―来季の目標は
「今年、200盗塁できたので、(田中)賢介さんの203は超えたいと思います」
―ファンに向けて
「来年もファイターズのユニホームを着てプレーできるので、チームの勝利に貢献できるように。エスコンでもっともっと試合に出て貢献したいので、応援よろしくお願いします」
―球団から残留のオファーをもらったときの心境は
「本当に、今年1軍になかなか行けずに、上がってからちょっとしてケガもした。そこからファーム生活も長かったので、本当に下手したら今年で終わるのかなとも思いながらも、こういうオファーをもらったので、そこは来年、最後の年というか、本当に勝負の年だと思うので、やっぱり1軍でプレーしたいなと思うので、来年もっともっと、死ぬ気で頑張りたいなと思います」
―きょうは同い年の谷内からノックを受けていた
「そうですね。最初は優しかったので、周りが『優しいぞ』と言ってそこから力が入っていた。そういう年になってきたんだなとは思いますね」
―ユニホームを脱ぐ人がいる中で、まだプレーできることをどう考えるか
「同期入団だった大野さんと谷元さんが引退して、僕が2008年ドラフトの最後なので。でも、まだもっともっとやっていきたいというのはあるので、そこは本当に、長くユニホームを着てやりたいなと思います」
―守備面でエスコンの難しさはどこにあるか
「見ての通りだと思うんですけど、まず芝がちょっと長いのと、土が硬いという、この2つなので。楽天の球場と雰囲気は似ているんですけど、あっちの方が守りやすいというのはある。そこがやっぱり、なかなかない球場というか、初めての球場なので、そこが守りづらいというのはあります。でも他の球場でのエラーも多いみたいなので、その辺は全部の球場でミスをもっと減らしていかないといけないとは思います」
―チームの雰囲気で、勝つためにもの足りないと感じることもあるか
「もの足りないとかはないんですけど、ただ騒げば良いという感じではない。ただ明るく元気にとかは僕はちょっと違うと思うので。明るさの中でやらないといけないところもあるし、ケースバイケースじゃないですけど、強いチームって相手の隙に付け入るというか、ここっていうときにみんなでガッと行くっていうのが強いチームだと思う。ただ声を出して試合を見ているんじゃなくて、それぞれの試合の流れがあるので、試合の流れを見ながらこっちに流れを持ってきたり、相手に流れを渡さないとか、そういう試合勘じゃないですけど、そういうのが大事かなとは思います。ただ打って、ヒット打ってイエーイとかじゃなくて。そういうのが大事かなとは思います。あんまり今年は1軍にいなかったので、テレビで見ていただけなので、そういうのは感じますけど」
―球団から、もっとできるんじゃないかといった話はあったか
「来年、優勝するために必要とは言われたので、そういうところでも来年もっと頑張らないとなって。1軍にいてプレーしたいなっていうのはあります」
―ショートにこだわっていく
「そうですね。やっぱりショートでいきたいです」
―技術的には、他のメンバーに負けない自信は
「そうですね。今年はちょっと、足が動かないというか、若いときに比べたら思ったようにボールに入っていけなかったっていうのが練習からあった。ファームにいた稲田さんとか、今回も荒木さんが臨時コーチで来てくれたので、年取ってきたときにどういう体の変化があったのかとか、それをどう克服したのかとかは結構聞きました。やっぱり足が動かなくなったらもう終わりなので、足を動かしながら。若いときは意識せずにできていたので、その辺はちょっと足が止まらないように意識してやっていきたいなと思います」
―イメージと実際の動きが乖離していた
「そうですね。打球が来て、行きたいけど行けないとか、ちょっと跳ねたときにこう動きたいけど動けないとか、そういうのがあったので。その辺は最近というか、このエスコンでのキャンプでは良くなってきているのかなとは思います。荒木さんにも、『良いんじゃない?』とは言われたので」
―盗塁もいけるときにいく
「そうですね。やっぱり走れなくなったら終わりだと思うので、本当にケガだけはしないように。まだそんなに衰えた感じはしないので」
―(練習での)アメリカンノックは入る予定ではなかった
「最後、いっつも二遊間でやっているノックに入っていなかったんですけど、きょうは休み前なので入りたいなと思っていたら、アメリカンノックって言われたので、どうしようかなと思って。まあ休み前だし、最後、ファンも見ているので、元気なところをアピールしてと思ったので。1セットだけと思っていたんですけど、なんか雰囲気で2セットやっちゃった。まあ、いつも奈良間に『ノック入ってください』って言われるので、2セットだけやりましたけど。まあ、まだまだいけるっていうアピールですね」