ファイターズ
2023/11/05 21:20

新任・武田久コーチが〝盟友〟宮西に「意地を見せてほしい」 由伸級の潜在能力秘めるというまな弟子にも期待

ブルペンで笑顔を見せる武田久コーチ(撮影・松本奈央)

■秋季キャンプ(11月5日、エスコンフィールド北海道)

3度セーブ王に輝いたレジェンド右腕が6年ぶり古巣復帰

 日本ハムの秋季キャンプが5日、エスコンフィールド北海道で行われ、第1クール最終日を終えた。6年ぶりに古巣復帰となった新任の武田久コーチ(45)が、〝盟友〟宮西尚生投手(38)への熱い思い、沢村賞右腕〝山本由伸級〟の潜在能力を秘めるまな弟子への期待を口にした。

 3度セーブ王に輝いたレジェンド右腕が、コーチとして日本ハムに戻ってきた。秋季キャンプ初日の1日から指導をスタート。選手と積極的に会話を交わし、充実の日々を過ごした。

 「大体ピッチャーとは、一通り話ができたかな。俺が疲れました。今日は元気だけど、昨日がめっちゃしんどかった。ファイターズの雰囲気は昔からこんな感じ。でも、ピッチャーも野手も若くなりましたね」

ブルペンで山本拓(左)と話す武田久コーチ

 

宮西とは現役引退後も連絡を取り合う仲

 現役時代に一緒にプレーしていた選手は数えるほど。苦楽をともにした宮西とは、2017年の日本ハム退団後も、年に数回ほどLINEでやりとりをしていた。

 「頑張ってほしいですよね。ベテランになってきたらいろいろある。世代交代もあるし。でもそこで意地を見せてほしいし、結果を出していって、全然まだやってほしいです」

2010年3月の教育リーグ、対巨人戦。七回表2死、武田久(中央)から宮西(左)に投手交代。右は吉井投手コーチ

 宮西は常々、武田コーチの名を挙げ、後輩たちへ走り込みの重要性を説いてきた。ブルペンでの投球練習時には、試合用ユニホームを着る〝久イズム〟も受け継ぐ。同コーチは「アイツは上辺ばかりだから」と照れるが、良き伝統として引き継がれてきた。

「この世界に骨を埋めようとも思っていない」

関連記事一覧を見る

あわせて読みたい