札幌FW小柏剛が全体練習合流 「そろそろ取りたい」広島戦でリーグ戦5カ月ぶりゴールゲットだ!
■11月7日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
別メニュー調整が続いていた札幌FW小柏剛(25)が7日の全体練習に合流。全てのメニューを消化し、11日の広島戦(札幌ドーム)での復帰に向けアピールした。
横浜M戦で右太ももに違和感
小柏は10月21日のアウェー横浜M戦の試合中に右ハムストリングに違和感を覚え後半19分でピッチを退いた。「そんなにがっつり(痛めた)という感じではなくて。あの試合ももしかすると、やろうと思えば全部できたかもしれないんですけど、悪化の恐れもあったので(大事を取って)やめたという感じです」と当時を振り返る。
1日からピッチ練習再開
その判断が功を奏したか、横浜M戦から11日後の11月1日からピッチ上でのトレーニングを再開。この日から全体練習にも合流し、広島戦での実戦復帰にめどがついた。
残留決めた横浜FC戦「本当にいい試合だった」
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横浜M戦後の1週間はクラブハウス内で別メニュー調整を実施。週末に行われたホーム横浜FC戦を2-1で勝利し7年連続となるJ1残留を決めた。その試合をピッチの外から見つめ「本当にいい試合だったと思います。みんながここで残留を決めるというような試合運びをしていたと思いますし、何よりも久しぶりの勝利をすることができてすごく良かったです」とチームメートを称えた。
リーグ戦は6月3日柏戦以来ノーゴール
9月6日に行われたルヴァン杯準々決勝第1戦のホーム横浜M戦でプロ初となる1試合2得点を決め、チームの勝利に貢献した小柏。だがリーグ戦でのゴールに目を向けると、6月3日のアウェー柏戦の前半31分に挙げた得点以来5カ月以上遠のいている状況だ。自身もこの状況をしっかりと受け止めており、「そろそろ取りたいです。残りも3試合なので次は取りたいなと思います」とゴールへの渇望を口にする。
攻撃力3位vs守備力3位
前節までの広島の失点数は28でリーグ3位。1試合平均の失点数が0.9と堅守を誇る手ごわい相手だ。その広島守備陣を「すごくいい選手がそろっていますし、本当に簡単な相手ではないなと思います」と警戒するが、広島にとっても爆発的なスピードを誇る小柏の存在は脅威のはずだ。ここまで53得点と、こちらもリーグ3位の得点数を誇る札幌。その切り込み隊長として、小柏が自慢のスピードで広島守備網をかいくぐり、5カ月ぶりのゴールの歓喜を味わってみせる。