札幌MF浅野雄也 2戦連発弾で堅守・広島撃破だ! 今季2度目の古巣対決に闘志
■11月9日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
北海道コンサドーレ札幌は9日、広島戦(11日、札幌ドーム)に向け11対11などを行い調整した。今季広島から加入したMF浅野雄也(26)にとってはリーグ開幕戦以来2度目の古巣対決となる。前節に続く2試合連続ゴールを決めて成長した姿を披露する。
開幕戦は「変な感覚がした」
2月18日に敵地で行われた広島とのリーグ開幕戦。新天地でのシーズンインからわずか1カ月で迎えた古巣対決で浅野は先発出場を果たした。慣れ親しんだスタジアムのピッチで敵として戦った心境について「なんか変な感覚がしていました」と振り返る。
ストライカーとして、ムードメーカーとして
あれから9カ月。チーム最多11得点をマークする活躍を見せ、また一方で明るく人懐っこいキャラクターでチームのムードメーカーとなるなど札幌になくてはならない存在となった。古巣広島を新たな本拠地札幌ドームに迎える一戦。「元家族との試合みたいな感じですけど、やっぱり負けられないな」と闘志を燃やしている。
盾の広島、矛の札幌
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
広島はここまでリーグ戦31試合を戦って失点数28、リーグ3位の堅守を誇っている。「広島にいた時、練習中から後ろ3枚は非常に固いなと思ってましたし、やっていても負ける気がしない試合があったので。去年ぐらいの固さがあるのは結構厳しいなとは思いますけど」と警戒心を見せるが、今季53得点を積み重ねてきた札幌の攻撃陣だって引けは取らない。「それ以上に僕たちの攻撃をどんどん出していけば点は取れると思うので。札幌らしいサッカーをしたいなと思っています」。果たして相手チームを上回るのは広島の〝盾〟か、それとも札幌の〝矛〟か。
浅野の2戦連発=チームの連勝
今季リーグ戦2戦連続得点を2度達成している浅野だが、5月19日のホーム京都戦で3試合連続ゴールを決めた以降は約半年間遠ざかっている。それは札幌の最後のリーグ戦連勝と一致している。浅野が前節のホーム横浜FC戦に続く2試合連続ゴールを決めることができれば、チームも久しぶりの連勝に近づくはずだ。「もちろん連勝したい気持ちはありますけど、連勝だから頑張るということではなく、(リーグ戦の中の)1試合として勝っていきたいなと思います」。広島相手にストライカーとしてさらに成長を遂げた姿を披露し、2戦連発の恩返し弾を決めて札幌を勝利へ導く。