新庄監督 来季開幕戦 打倒朗希でスタートダッシュだ
相手にとって不足なし 好敵手との激突を大歓迎
VS朗希、望むところだ。日本ハムの新庄剛志監督(51)が10日、秋季キャンプが行われているエスコンフィールド北海道で、発表されたばかりのパ・リーグ来季日程に言及し、ロッテと激突する開幕戦での白星に意欲を見せた。開幕戦は3月29日、敵地のZOZOマリンで行われ、相手の先発は佐々木朗希投手(22)が有力視されている。3年目を迎える指揮官は難敵との対決を歓迎し、攻略を誓った。
22年4月には延長勝利も八回までパーフェクト食らった
球界を代表する右腕が立ちはだかっても、ひるまない。ロッテは佐々木朗に開幕投手を託す可能性が高い。160キロを超える直球と落差のあるフォークを武器に三振の山を築く。日本ハム打線は2022年4月に8回完全投球を許すなど、苦手としているが、新庄監督は「そりゃ(開幕戦に)来るでしょ。勝って勢いづけたいですね」と平然と言ってのけた。
リーグV&日本一の名将からヒント
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どんな投手でも付け入る隙はある。今年の日本シリーズ終了後、日本一になった阪神の岡田監督が明かしたオリックス・山本に対する攻略ポイントを持ち出し、持論を展開した。「岡田さんが言っていたじゃないですか。山本くんの低めの真っすぐを狙えと。そしたらフォーク(を見極められる)。佐々木くんの映像を見ながら、そういう指示も必要かな、というところはありますよね。そんなに簡単に打てるボールじゃないから」
狙うは守り勝つ野球 「点を取られなければ負けることはない」
球界屈指の好投手として認めている。だからこそ、倒しがいがある。「それはもう、トップ中のトップのピッチャーなので。でもそれに打ち勝てば、守り勝てば―。これだけ練習しているから。点を取られなければ負けることはないから。あとは(ZOZOマリン特有の)風との勝負」。朗希撃ちから始まる開幕ダッシュを現実にする。