杉谷 新庄監督にアピールだ
新庄監督、何でも応えます! 日本ハムの杉谷拳士内野手(30)が、新庄剛志新監督(49)に向けて、早くもアピールした。チームの元気印は新監督同様、ファンを喜ばせることを常に考えている。プレーはもちろん、パフォーマンスの面でも「またファイターズを応援したいと思ってもらえる球団にしたい。僕も力に加われればいい」と意気込んだ。
早くも視線は来季に向いている。前日1日に残留会見を行った杉谷は、新庄新監督の下で戦うことを心待ちにしている。
「率先してファイターズを強くするっていう気持ちが、コメントを見ても伝わってきますし、僕自身もやる気に満ちあふれている」
監督が変わることで、競争は激化することが予想される。杉谷は「フラットの勝負が始まると思っている。年齢とか関係なく、がむしゃらに、貪欲に、新庄さんのファーストチョイスでいられるように、引っ張れる存在になりたい」と力を込めた。
内外野を守れるスイッチヒッター。そのユーティリティ性の高さは杉谷の大きな武器だ。さらに、チームのムードメーカーとしても重要な役割を果たしている。そして注目されるのは、新庄新監督が多く披露していたパフォーマンスの部分だ。
札幌ドームの天井から降りてきたことがあれば、かぶり物をしてシートノックを受けたこともある。「高所恐怖症なので、僕ダメなんですよ、絶叫系」と話しながらも、「とんでもないむちゃぶりはきついですけど、全てのことに対応できるように、オフシーズン準備していきます」と頼もしい。
とはいえ、杉谷の中でまずはプレーで結果を出すことが最優先となる。「新庄さんがどういう野球をやるのかまだ分からないですけど、監督がやりたいといった野球を全て実行できるように準備していきたい」。プロ14年目を迎える来季、新庄新監督との出会いが大きな覚醒を促すかもしれない。