千葉出身の田宮裕涼 来年こそ開幕1軍 オープニングカードで地元凱旋だ
激しい正捕手争い 狙うは1軍スタート
エスコン秋季キャンプに参加している日本ハムの田宮裕涼捕手(23)が10日、ロッテ本拠地のZOZOマリンで行われる来季開幕カードに触れ、地元凱旋を熱望した。正捕手獲りに燃える有望株は、千葉・成田高出身。あらためて、プロ入り後初となる開幕1軍に照準を合わせた。
9日に来季日程発表 開幕カードにモチベーション上昇
9日にパ・リーグの来季日程が発表され、開幕カードが敵地のロッテ戦に決まった。開幕戦は3月29日。1軍メンバーに残れば、家族や友人が待つ地元でプレーする姿を見せられる。必然的に、モチベーションは高くなり「開幕1軍はずっと目標にしていました。場所がたまたまマリンになったので、もっと頑張ろうと思います」と決意を込めた。
プロ5年目の飛躍 「ゆあビーム」に初弾含む2ホーマー
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今季は終盤に1軍昇格を果たし、10試合に出場した。「ゆあビーム」と呼ばれる強肩が脚光を浴び、打撃でもプロ初本塁打をマークするなど、勝負強さを発揮。一気に正捕手候補として名乗りを上げた。プロ入りから5年、開幕1軍メンバーに入ったことはないが「来年こそはできると思う。自信を持っていきたい」と目を輝かせた。
3イニング制の紅白戦を翌日に控え、打撃練習に臨んだ田宮は右翼スタンドまで届く強い打球を再三、飛ばした。10月のみやざきフェニックス・リーグでも打撃をアピールしており「バッティングの感じはずっといい」と手応えを口にした。
11日にはエスコンで紅白戦 猛アピールを宣言
エスコン秋季キャンプでは伏見、清水、郡司、古川と一緒に練習をこなしている。まだ秋だが、水面下で競争は始まっていて「キャッチャーはいっぱいいる。勝ち抜いていけたら」と表情を引き締めた。
紅白戦はマスクをかぶる予定で「良くも悪くも目立つようにしたいと思う。肩ももちろん、見せていけたら」と必死にアピールするつもりだ。打って走って守れる貴重な万能型捕手は、プロ6年目の本格ブレークを虎視眈々(たんたん)と狙っている。