吉田輝星 11日の紅白戦に気合十分 ブルペンを見守った兄貴分の伊藤も「仕上がっている」と太鼓判
2番手で1イニングを予定 ブルペンで万全仕上げ
日本ハムの吉田輝星投手(22)が11日にエスコンフィールド北海道で行われる3イニング制の紅白戦に登板する。2番手で1イニングを投げる予定。10日はブルペンで約30球を投げ、「あした試合があると思ったら、結構いい球が行きました。頑張ります!」と声を弾ませた。
エスコン初登板 多数の来場見込みにモチベーション上昇
本拠地のマウンドは初見参となるが、「投げづらそうとかはない。普通ですかね」。秋季キャンプ最後の土曜日で、球場には多くの来場客が見込まれる。注目されればされるほど燃えるタイプだけに「それは楽しみですね。フフフ」と笑みを浮かべた。
2022年はリリーフとして51試合に登板し、飛躍の年となったが、今季は3試合の登板にとどまった。「真っすぐ、フォークは優先課題なので、追い込んだらフォーク一発で空振りを取れるようにしたい」。このオフは新庄監督から指令を受けて、シュート習得にも挑戦している。
投球チェックの〝釣りの師匠〟からお墨付き
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
来季の逆襲へ。先発の柱を担う〝釣りの師匠〟伊藤大海投手(26)も太鼓判を押す。この日は、ブルペンで吉田の投球練習を真剣なまなざしでチェック。7日にも捕手の後ろに立って、ボールの軌道を確認するシーンがあった。
日頃から、吉田がピッチングの悩みを相談する間柄。伊藤は「輝星に聞かれて、答えられるようにしています。『どうですか?』という感じだったので、『いいんじゃない』って。良い球を投げている。仕上がっているじゃないですか」。先輩右腕からお墨付きをもらい、吉田も「本当すか? ありがとうございます」と大喜びだった。
伊藤もアピールに期待 「インパクトを残してほしい」
3学年違いだが、釣りの話ができる貴重な関係。今季は吉田の2軍暮らしが長く続き、一緒にいる機会が少なかった。11月では異例の実戦は、復活を期す来季へ貴重なアピールの場となる。「何かインパクトを残してほしいです。コイツ、何か変わったなというところを」と伊藤。仲良しな先輩からエールを受け、背番号18はマウンドに立つ。