前節2得点に絡んだ札幌MFルーカス 次は自身の今季初ゴールだ! 11日ホーム広島戦
■11月10日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場
半年ぶりの連勝目指す
北海道コンサドーレ札幌は11日の広島戦(札幌ドーム、14時キックオフ)に向けて、攻撃やセットプレーなどで最終調整を実施した。前節のホーム横浜FC戦で2得点を演出し、勝利に大きく貢献したMFルーカス・フェルナンデス(29)。半年ぶりの連勝を目指し、今度は自らのゴールで勝利をつかみ取る。
残留を決めた試合でMVP級の活躍
J1残留のためには、絶対に負けることが許されなかった先月28日の横浜FC戦。その大事な一戦で影のMVPとも言える活躍を見せ、チームを勝利へと導いたのがルーカスだった。
敵陣で諦めずにボール奪取
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前半18分、左サイドからFW菅大輝(25)がゴール前に走り込んだMF駒井善成(31)へクロスを送る。だが駒井は相手DFとの競り合いの中で転倒し、ボールは右サイドへと転々。相手選手がボールから一番近い位置にいたものの、その背後からルーカスが猛然とダッシュすると、ひと足早くボールに追い付き、再びゴール前へ折り返した。相手GKの右足に当たったボールはふわりと浮き上がって駒井の元へと飛んでいき、頭で合わせてゴールネットを揺らした。のどから手が出るほど欲しかった先制点は、ルーカスの諦めない気持ちから生まれたと言っても過言ではないだろう。
2点目もボール奪取から起点
同31分にも自陣でボールをカットすると、右サイドのスペースへ走り込んだMF浅野雄也(26)へ浮き球のパスを通し、再びゴールの起点となった。チームの全2得点を演出した一戦を「勝つことができたというのはチームにとって大事な結果」と振り返る。
今季はリーグ21試合出場もゴールなし
札幌加入5年目を迎えたルーカス。今季もここまでリーグ戦21試合に出場し、左右両サイドから札幌の攻撃を演出するシーンを幾度となく披露しているが、ただひとつ達成していないのが自身のゴールだ。
4季連続得点しているだけに
ルヴァン杯では2得点を挙げているものの、リーグ戦でのゴールはここまでゼロ。来日から4シーズン連続でゴールを決めているだけに、その記録を〝5〟まで伸ばしたいところだ。「望んでいた結果では無いけど、サッカーではあることではあるので。別のところで最低限の貢献はできたとは思いますが、ゴールを目指していければなと思っています」と、ラスト3戦で今季初ゴールゲットを狙っていく。
勝利だけを目指す
J1残留決定後、最初の試合となる広島戦。「質が高いチームですし、ACLを目指しているというところで、相当な気持ちで挑んでくると思うので、自分たちのサッカーができるようにプレーに集中して、どんな相手であろうと勝つことを目標にして戦いたいです」と、勝利だけを見据えて戦いの場へと挑もうとしている
1カ月後には第1子が誕生
第1子の出産予定日である12月上旬まであと1カ月となった。「もうちょっとの時間ですね。早く会えることを願っています」と、その瞬間を心待ちにしている背番号7が、ブラジルで待つ妻へ勝利の報告を届けてみせる。