【一問一答】加藤貴之が残留表明「やっぱりファイターズでプレーしたいのが一番」
日本ハムの加藤貴之投手(31)が11日、エスコンフィールド北海道で記者会見を行い、今季取得した国内FA権を行使せず残留することを表明した。球団は計4度の交渉で熱意を伝え、4年総額12億円(金額は推定)で契約に合意した。新球場元年の開幕投手を務めた左のエースは、来季もチームのために力を尽くす。会見の一問一答は以下の通り。
ー(自ら口を開き)
「FA権を使わずに、来年もファイターズの一員としてプレーします」
ー残留を決めた理由は
「いろいろな方と話をしながら、一番必要としてくれた。育ててもらったということもあるので、そこに感謝して、また来年もお世話になろうと思いました」
ー球団との話し合いは
「必要としてくれた。そこが一番、自分の中でうれしかった。やってきて良かったな、と思いました」
ー悩みは
「正直、悩みましたけど、やっぱりファイターズでプレーしたいのが一番でした」
ー他球団の評価を聞いてみたい気持ちは
「まさかFA権を取れると思ってなかった。一度きりの野球人生なので、使って他球団の評価を聞いてみたい気持ちもあったけど、それ以上にファイターズの関係者の皆さんが必要としてくれた。そこがうれしかったですし『もういいかな』という気持ちになりました」
ー今季は開幕投手も務めた。どんなシーズンだったか
「去年に比べて苦しいシーズンだったかなと思う。去年はけがをしながらも1年間投げて、今年はけがなく投げられたけど、その中で1年間やるのは大変だなと、あらためて思いました。波を小さくして、良い時を長くというのを来年も続けたい」
ー2年連続最下位。来季はどのように貢献したい
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「やることは変わらないと思う。チームの一人一人が責任を持って、オフシーズンや今の練習を大事にしないと同じ結果になってしまう。より意識高くプレーしないといけない。自覚しながらやっていけたら」
ー残留が決まった。来季の目標は
「必要とされた以上は、もっともっとチームを引っ張るわけではないけど、先頭に立って頑張っていこうと思います」
ー残留をファンが喜んでいる。メッセージを
「ここ(エスコン)で自主練習をしている時も、何度か声をかけていただいた。悩んでいる時期だったので心苦しかったけど、今はホッとしている。来年も皆さんと一緒に頑張っていきたい」
―決断した時期は
「今週ですね。悩ませてもらいましたし、本当に最近です」
―響いた言葉は
「(チーム統括本部長の)吉村さんや(GMの)稲葉さんから必要としてくれる、『来年も戦力として』という言葉をもらった。そこは素直にうれしかったですし、また来年も頑張りたいなという気持ちになりました」
―北海道やファイターズファンへの愛着
「そうですね。本当に悩んだりしましたけど、結局ファイターズが一番いいかなと」
―交渉回数は
「4回くらいだと思います」
―チームメートの反応は
「そんなにオーバーじゃないですけど、 こちらから来年もよろしくと伝えました。びっくりはしてなかったです」
―新庄監督の反応は
「そこまで話せてないですけど、来年もよろしくという言葉をかけられました」
―来年はさらに好成績を
「今年も投げさせてもらいましたけど、良い月が長く続かなかったっていうのが本音です。それは来年につながると思う。いろんなことを試しながら、またキャンプイン、2月1日に向けてしっかり体づくりをしようと思っています」