全日本スキー連盟は２日、昨季の年間表彰式と今シーズン開幕前の記者会見を東京都内で行った。優秀選手賞を受賞したノルディックスキー・ジャンプの小林陵侑（２４、土屋ホーム）＝写真＝が出席し、北京五輪への意気込みを語った。
　今季は全日本選手権ノーマルヒル、ラージヒル、ＵＨＢ杯で３連勝。これまでにない手応えを得て国内３連戦を終えた。１１月２０日からは３季ぶりの個人総合優勝を目指すＷ杯が開幕。来年２月の北京五輪では金メダル獲得を目指している。
　この日は、日の丸をイメージした赤色の新ウエアに身を包み、登壇した。ジャンプ日本男子のエースは「冬に向けて良い感じで来ている。北京のジャンプ台は飛んだことがないけど、すごく楽しみ」と約３カ月後に迫った北京五輪の開幕を待ちわびていた。
　（島山知房）

■女子W杯 遠征メンバーに岩佐ら道内関連４人
　全日本スキー連盟の原田雅彦理事（５３）は２日、ノルディックスキー・ジャンプ女子の今季Ｗ杯序盤戦の遠征メンバー５人を発表した。
　道内関連選手は４人。平昌五輪代表の高梨沙羅（２５、クラレ）、伊藤有希（２７、土屋ホーム）、勢藤優花（２４、道ハイテクＡＣ）に加え、初の五輪出場を狙う岩佐明香（２５、大林組、札日大高出）が選出された。
　女子のＷ杯は２６日にロシア・ニジニタギルで開幕。１月の札幌、蔵王（山形）大会を経て、北京五輪のメンバーが決定する。