ファイターズ
2023/11/13 17:00

《大海の部屋》vol.10 人気者2人がじっくり語り合う 今季途中加入の郡司と同い年対談~【前編】

伊藤(左)と郡司は1997年生まれの同い年コンビ(撮影・松本奈央)

 日本ハム・伊藤大海投手(26)の連載手記『大海の部屋』vol.10は、シーズン途中に中日からトレードで加入した同い年の郡司裕也捕手(25)をゲストに迎えます。息ぴったりのトークは多岐にわたり、初対面となった2018年の大学選手権での知られざるエピソードから、新たな「愛称」の募集まで。大いに盛り上がった対談を前編・後編に分けて、ほぼノーカットでお楽しみください!

 ※同い年対談の後編は、14日午前5時に公開予定。郡司が幹事候補に挙がっている『97年会』の開催計画、「ホワイトスモークバッテリー」結成の野望を語り合います。

さあ、好評のトークバトル! 今回のゲストは巧打の捕手

 郡司「大海の部屋だからね。(vol.8ゲストの伏見)寅威さんからも聞いたけど…」

 伊藤「フフフ。初めて会ったのは、(苫駒大と郡司がいた慶大が対戦した)大学選手権かな…」

 郡司「司会!」

 伊藤「学年は違ったけど、年は一緒だって分かってた。打たれたくないっていうのと、慶応に負けたくないっていう」

郡司が暴露! ギラついていた大学時代の伊藤

 郡司「大学時代の伊藤大海はもう、ギラついてましたから。マウンドで、打てるなら、打ってみろや、みたいな。有名でしたから。北海道にやばいピッチャーがいるって。僕らの試合の時は、前日に投げまくって結構ヘロヘロだったよね」(※注)

 伊藤「そうそう」

(※注)苫駒大2年だった伊藤は、前日の初戦(対日本文理大)で2失点完投勝利をマーク。翌日の慶大戦では、4回⅓を投げて7失点KOを喫し、チームも5回コールド0ー11で敗れた。

試合後のDMで互いを意識

 郡司「僕は見逃し三振、ピッチャーゴロと打てなかった。で、試合後に(SNSに)DM(ダイレクトメッセージ)が来たのを覚えている。『きょうは対戦ありがとう!』みたいな。伊藤大海ってそういう感じなんだって。周りがたまたま打って勝ったけれど、打てなかった僕にメッセージを送ってくるという」

 伊藤「『大学に入ってからは一番良い投手』と、いいコメントしてくれたので、それも含めて同級生だし」

 郡司「打てなかったやつからチョイスしてメッセージ送ったんでしょ(笑)」

 伊藤「違う、違う(笑)。北海道なんであんまり知り合いとかいないし、同世代だから、ちょっと近づきたいなみたいな気持ちも、もちろんあったよ」

ともに人見知り 大学ジャパンで急接近

 郡司「みんな言うと思いますけど、マウンドの姿を見ていると、あんまり仲良くしたくない。そういうタイプじゃない。コイツちょっと俺、苦手かもと思ったすけど、最初はね、知らない時は。SNSとか結構やってたじゃない? YouTubeとか。コイツとはあんま仲良くならんな、と思ったら、大学ジャパンの合宿とかで一緒になって『よろしくね』みたいな、そういう感じ?って」

 伊藤「人見知りだったでしょ」

 郡司「人見知りしてたけど、どっちが本性なのかなっていう。まだ分かんない大海が。マウンドでのあの感じが根っこなのか、人見知りするのが根っこなのか。まだちょっと分かってない。投げると変わるタイプ。ピッチャーって、性格が出るって言うでしょ?」

 伊藤「たしかに、たしかに」

マウンドこそが素の自分を出せる場所

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