今川優馬 オフもエスコン通い詰め「地元の強み。慣れればもっと良いプレーできる」
充実のエスコン秋季キャンプ終了
実り多き秋になった。日本ハムは12日、エスコンフィールド北海道で行ってきた秋季キャンプを打ち上げた。来季4年目を迎える今川優馬外野手(26)は、課題の守備力強化に取り組むなど充実の時間を過ごした。札幌出身の背番号61は、オフも新球場を拠点に練習を続ける予定。〝ホーム〟の利を生かして、難度の高いフィールドを掌握する。
テーマは守備力向上 森本コーチから連日のマンツーマン指導
今キャンプはエスコンフィールド北海道での守備上達を図り、全体練習の大半をノックや連係プレーに充ててきた。打力を武器とする今川もチーム方針を深く理解し、懸命に汗を流してきた。「新庄監督は守り勝つ野球を掲げている。守れる選手にならないと試合に出られないというメッセージだと思っている」。連日、森本コーチのマンツーマン指導を受け、みっちり基礎を磨き続けた。
難易度マックスの球場 特徴を解説
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長い芝に硬い土。シーズン中は内野守備の難しさばかり注目されたが、外野守備も決して楽ではない。その理由を「エスコンは特徴があって守るのが一番難しい球場。芝が長かったり短かったり…屋内ですけど、芝を育てるために水をまいたりするので、ぬれていることもある」と力説する。
難しいからこそ攻略のしがいがある。球場の特徴を誰よりも深く知ることができれば、ライバルに差をつけられる。「適応能力が必要だけど、慣れればもっと良いプレーができる。オフはずっとエスコンで(練習を)やる予定。それが地元の強みです」と徹底的に通い詰めて、隅から隅までグラウンドを知るつもりだ。
アマ球界の発展も願う 来季もエスコンでのキャンプ実施を熱望
1日から始まった秋季キャンプは大盛況。多くの野球少年たちが球場を訪れる姿を目に焼き付けた。「きょうは小中学生、高校生も来ていましたね。僕も当時、こんな機会があったら練習を休んでも見に行きたかった。アマチュア選手にどんどん練習を見てもらって、少しでも野球がうまくなりたいという意欲を持ってもらえれば、もっと北海道は盛り上がる。ぜひ来年も北海道でやってほしいです」。地元の星は道球界の発展を願い、プロフェッショナルの姿を届ける。