夏季スポーツ
2023/11/12 23:45

またも北海の前に涙を飲んだ旭川実業 プレミアリーグ残り3戦に残留懸ける【全国高校サッカー選手権北海道大会】

後半38分、起死回生の同点ゴールを決めて喜ぶ、旭実の鈴木奏(左から3人目)=撮影・野沢俊介

■全国高校サッカー選手権北海道大会最終日(11月12日、札幌ドーム)

▽決勝 北海3-2旭川実業

前回の準々決勝、前々回のファイナルでも北海に黒星

 5大会ぶりの北海道制覇&選手権出場を目指したインターハイ道王者の旭川実業だったが、前回、前々回大会に続き、またしても北海の前に涙を飲んだ。それでも延長戦を含め、計100分にも及んだ激闘の中で見せた戦いぶりは、優勝校にも劣らないものだった。

2度も試合を振り出しに 庄子主将「冷静にやれた」 

 開始早々の前半6分に北海が1点を先取。いきなり先制パンチを喰らう形となったが、決して下を向かなかった。同32分にFW和嶋陽佳(3年)が同点ゴールをゲット。再び勝ち越されて迎えた終了間際の後半38分にはDF鈴木奏翔(3年)が土壇場で同点弾を決めてみせた。

後半38分、起死回生の同点ゴールを決め喜ぶ旭実の鈴木奏(中央)=撮影・野沢俊介


 キャプテンのDF庄子羽琉(3年)は「試合前の段階から相手に力があるのは分かっていたんですけど、自分たちも力があるという自信を持って戦うことで、0-1、0-2の状況になっても、自分たちは絶対に追い付いたり、逆転できると常に声をかけていました。実際にそういう状況になっても、チームの認識として大丈夫だと冷静にやれた。その結果、2回追い付くことができたかなという印象です」。多少のビハインドにも動じないチームの精神力を誇った。

頼れるキャプテン 後半には自らビッグプレー披露

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