２０１９年から５年間プレー　今季は支配下に再登録

　日本ハムは１３日、王柏融外野手（３０）の退団を発表した。台湾ラミゴモンキーズから２０１９年に入団。２３年は育成選手契約を結び、７月に再び支配下登録された。今季は２０試合に出場し、打率.２３８、１本塁打、５打点。在籍５年間の通算成績は打率.２３５、１５本塁打、９７打点だった。

　王は同日、自身のインスタグラムを更新し、日本ハム退団を報告した。まずは現在の心境に触れ「この数年間、私は故郷を離れ、たくさんのことを学び、言葉では表せないほどの貴重な経験をさせていただきました。まずは北海道日本ハムファイターズに深く感謝を申し上げます。球団の細やかな配慮とサポートのおかげで、練習や試合に集中できました」とつづった。

再出発に気持ち新た　「未来に向かい突き進みます」

　台湾球界ではシーズン打率４割を達成し、三冠王にも輝いたが、日本球界では苦しんだ。オフに入って球団と話し合い、環境を変えることを決めた。「この期間中、自分の選択について何度も考え、家族とも深く話し合いました。最終的に、私は日本を離れ、次なるキャリアの機会を求めることを決断しました。球団が私の選択を理解し尊重してくれたことに感謝しています」と続けた。

　最後はファンや監督、コーチ、チームメートのサポートに対して礼を述べ「新天地でも引き続き、頑張ってまいります。感謝の気持ちを胸に、未来に向かい突き進みます。応援ありがとうございました！」と締めくくった。