【一問一答】トライアウトを受けた立野和明 前日、堀からカレーをごちそうされ「言えって言われました」
日本ハムから戦力外通告を受けた立野和明投手(25)が15日、千葉・鎌ケ谷で12球団合同トライアウトを受験した。打者3人と対戦し、投ゴロ、四球、四球だった。登板後の一問一答は以下の通り。
―マウンドに上がる前の心境は
「めっちゃ緊張しました。シーズン中も緊張するんですけど、それ以上にしましたね」
―きょうの内容を振り返って
「まあ、良くはなかったですね。結果なのでね、しょうがない。これが実力だと受け止めて、拾ってもらえる球団があるのであれば、そこで恩返ししたいですし、もっと努力したいという思いです。結果がダメだったから悔しいとか、後悔しているとか、そういうのは一切ないです」
―戦力外を告げられてから、きょうまでどう過ごしてきたか
「トライアウトを受けることは決めていたんですけど、トライアウトだけに合わせるのではなくて、来シーズンどこかでプレーすることを見据えながら練習していた。練習はしっかりできました」
―ファンからの声援もあった
「遠くから見に来てくれている人もいますし、うれしい限りです」
―慣れ親しんだ鎌スタのマウンドは
「何か慣れないんですよね。マウンドも自分の状態も日によって違うので。こういう寒い時期に投げることもなかなかないので、難しいところもありました」
―鎌ケ谷の思い出は
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「やっぱり1、2年目。鎌ケ谷で結構トレーニングしたので、その記憶はありますね。その2年間があったからこそ、体も大きくなりましたし、基礎がそこでできたなというのはありますね。肉体的にはきつかった。加藤コーチと島崎コーチはマジできつかった。でもそれが2軍なのでね。試練の場所なので」
―振り返れば、感謝の思いも大きいか
「そうですね。ファイターズに来て1、2年目でいろいろ経験させてもらいました。3、4年目はほぼけがで、何もできていないので、苦しい日々でした」
―1軍の試合は見ていたか
「見ていましたよ。毎日見ていました。僕がもうちょっと投げられれば、この順位にはならなかったのかなとか、何しているんだろうとか、いろんな心境になりましたね」
―今後は、NPB以外も視野に入れているか
「社会人、独立リーグではやらないと思っています。話をもらえるのはありがたいですし、話を聞いてみてになるとは思いますけど、僕の中ではNPBで考えています。基本線は、12球団です」
―今までを振り返って、感謝したい人は
「チームメート、同級生には感謝したいです」
―堀と仲が良かった
「そうですね。きのうも夜、ご飯に行ってきました。『あした頑張れよ』っておごってもらいました。あいつがこれ(取材で)言えって言っていたので言いました(笑)」
―何をおごってもらったのか
「ココイチです。2人で食べながら、今後どうするかって話をしていました。トライアウトでダメだったら、どうするかとか。あとはプライベートな話ばっかりです」
―チームメートの時はライバルでもあったが、今後は一生の友達になるか
「じゃないですかね、瑞輝は。ロッカーも(背番号33と34で)ずっと隣だったんですよ。ずっとしゃべっていましたよ。でも瑞輝だけじゃないですよ。本当にいろいろな方にお世話になりました。結果を残せなかったことは、すみませんという感じですけど、一日一日、後悔なく練習してくることはできたと思います」