同ポジションの後輩・進藤加入に心境明かした古川捕手「何とも言えない気持ち」
上武大後輩のドラ2進藤とは3学年差 寮の部屋も一緒
一つのポジションを争うライバルであり、大切な大学の後輩でもある。 日本ハムの古川裕大捕手(25)が16日、鎌ケ谷で練習を行い、来季から再びチームメートになる上武大の進藤勇也捕手(21)への複雑な思いを明かした。
大学時代は3学年差で、寮の部屋も2人で一緒だった。チームがドラフト2位で進藤を指名した瞬間は「マジかと。びっくりしました。何とも言えない気持ちですね」と、驚きや葛藤が心を占めた。同じ捕手で、出場機会を奪い合う間柄になる。それでも、今は「2人で1軍にいられたらいい。一緒に活躍したい」と、前向きに気持ちを切り替えている
勝ち進めば郡司と現地まで応援に行く予定だったが
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ドラフト直後には進藤から電話をもらい「また、よろしくお願いします」とあいさつされた。2、3日前には古川から連絡を取り、殊勲の3ランで明治神宮大会出場を決めた後輩に「神宮出場おめでとう。頑張って」とエールを送った。この日、母校は同大会の初戦で富士大と対戦し、0-1で惜敗。同じく大会に出場している慶応大の出身である郡司と、勝ち進めば現地まで応援に行く計画を立てていたが、実現にはいたらなかった。
弱肉強食の世界でもサポートは惜しまない
心優しい先輩は「分からないことがあったら何でも聞いて」と伝えており、入団後も後輩のサポートを惜しまないつもりでいる。ともに1軍で活躍したいという思いにも、うそはない。それでも、弱肉強食の世界で、なれ合いは禁物。「勝負の世界なので、負けられない」と力を込めた。上武大コンビの〝骨肉の争い〟が、捕手陣のレベルを上げていく。