ファイターズ
元巨人・鍵谷を育成契約で獲得へ 地元の星が5年ぶりに古巣へ復帰
近日中に正式発表
日本ハムが、今オフ巨人を戦力外となった鍵谷陽平投手(33)を育成契約で獲得することが、17日までに明らかになった。近日中に契約を結び、正式発表される見込み。道南の七飯町出身で北海高校時代にはエースとして甲子園に出場。アマ、プロ両方で北海道球界を盛り上げた地元の星が来季、5年ぶりに北の大地へ戻ってくる。
日本ハム時代の16年は48試合に登板してリーグV、日本一に貢献
2013年に地元球団でプロ生活をスタートした鍵谷は、中継ぎを主戦場にチームに貢献。16年には48試合に登板しリーグ優勝、日本一の原動力となった。翌17年にはキャリア最多の60試合に登板。地元ファンからの熱い声援を受けながら、押しも押されもせぬ主力選手へと成長を遂げた。
巨人でも19、20年の連覇を経験
19年シーズンの途中にトレード移籍した巨人でもブルペンを支え、19、20年のリーグ連覇に貢献。今季は若手の台頭もあり13試合の登板にとどまったが、2勝1セーブ、防御率3・18を記録。要所で衰えを感じさせないパフォーマンスを披露していた。
経験の少ない若手選手が多い日本ハムにおいて、通算419試合登板を誇るベテランの存在価値は大きい。道産子右腕は、プロ11年間で培った豊富な経験を、故郷のチームに還元する。