【一問一答】2軍監督に就任する稲葉篤紀GM 10年ぶりのユニホームに「ちょっと怖いなと」
千葉・鎌ケ谷の2軍施設で会見
日本ハムは18日、稲葉篤紀GM(51)が来季2軍監督に就任すると発表した。同日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で会見が行われ、現役時代に共にプレーした新庄剛志監督(51)とタッグを組み、強いファイターズを取り戻すことを誓った。会見の一問一答は以下の通り。
―意気込みをお願いします
「まずは忙しい中、たくさんの方にお集まりいただき、ありがとうございます。来季より2軍監督に就任させていただくことになりました。10年ぶりのユニホーム。私自身、ワクワクしています。ファイターズは今、低迷しているので、1人でも多く1軍で活躍する選手を増やしたいというのが私の使命。しっかりやっていきたいと思います」
ーどんな選手を1軍に送りたいか
「それぞれのポジションで要望があると思いますので、1軍の試合の状況を見ながらどういう選手が必要か。しっかり1軍の首脳陣とコミュニケーションを取りながら、そういう準備をしていきたいなと思います」
―2軍監督就任の話を受けたのは、いつぐらいか
「もう最近ですね。はい、最近です。決めたのが」
―驚きもあった
「そうですね。多分びっくりしたと思います。やはりここ2年最下位という結果を受けて、やっぱりもう一度、スカウティングと育成という部分。特に育成ですね。そこをもう一度しっかりやって、強いファイターズを目指していこうという球団内の話をみんなでして、決めさせていただきました」
―2年間GMを務めた。フロント業務をどう現場に生かしたいか
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「ずっとファームのコーチ、監督、アナリストも含め、みんなでこういうふうに育てていこうということはこの2年をかけてやってきましたので、コミュニケーションという意味ではたくさん取れています。あとはそれをどう実践して育てていくかというところだと思いますし、皆さん、コーチのいろんな考え方があると思いますので、いろんな知恵を出し合って。これまでの常識じゃないですけれども、野球の練習、例えば試合とか、こうあるべきだっていうところをもうちょっと効率良くというか、うまくやっていけないかなと。どんどんコーチの方たちと話し合いながら、あとアナリスト、トレーナーもみんなでいろんなことを共有しながら、選手1人1人をしっかり育てていくことをやっていこうかなとは思っています」
―効率の部分で、新たな考えはあるか
「まだ、始まっていないので。このオフを過ごしてみて、選手がどのように成長しているかっていうのもまだ分からない。キャンプのメンバーも来年決まるでしょうし。メンバーがある程度、決まってきてから、どういうふうにしていこうかということは話していこうかなと」
―実際にユニホーム姿を見られるのは
「来年です。キャンプからです」
―日本ハムのユニホームを着るのは10年ぶり
「10年ぶりですね。なんかジャパン(で代表監督)をやっているので、多分あんまりそういう。久しぶりのユニホーム姿が、ちょっと怖いなと思っているので」
―ユニホームのデザインも変わった
「はい。色もあるし。似合うのかなとかどうなのかなっていうのは分からないですけど、何とかこの2カ月は僕も絞ってユニホームが似合うように。ボスに叱られてしまうので、鍛えようかなと思いますけど」
―2軍監督就任にあたって、新庄監督からはどのような話をされたか
「ファンから愛される選手を育ててください、と言われました」
―現役時代と違う形で指揮官とタッグを組むことになった
「この2年間でね、ボスの野球といいますか、ボスがどういう野球をやりたいか。どういうこと望んでいるかというのが分かったつもりではいるので。そこに合わせて、しっかりと選手を準備させたいなっていうふうには思いますし。あと本当に、若い選手がどんどんね。今年のドラフトも高校生の野手を取りましたし。そういう意味で育成という部分を、しっかりみんなでやっていかなくてはいけないというふうに思っています。ボスはドンドンこの選手見たい、あの選手見たいって言うので。その辺もね、うまくコミュニケーションを取りながら、この選手はまだ待ってくださいなのか、そういうことも含めてやっていきたいです」
―手綱を引いていく感じ
「僕が手綱を引けるかどうかっていうのは。1軍の要望に応えるのが、2軍だと思っているので。なるべくボスの言うことには、要望には応えられるように、準備はしていこうと思ってますけど」
ー金子、浦野両2軍投手コーチの役割分担は決まっているか
「今のところは決まっていません。そういう役割とか分担とかは決めずに、全員が共有してやるのが大事なので、誰々がどの担当とかは僕は決めたくないと思っている。もちろん遠征に出れば、残留する選手を見るというのは必要ですけど、基本的にはどのポジションもどの部門も、全部すべて選手のことを共有して全員で育てることをやっていきたいと思います」