【一問一答】金子千尋特命コーチが2軍投手コーチに就任 「1軍で優勝するために活躍できる選手を育てたい」
14年沢村賞右腕が2軍投手コーチへ
日本ハムは18日、金子千尋特命コーチ(40)が来季2軍投手コーチに就任すると発表した。2014年の沢村賞右腕は19年にオリックスから日本ハムへ移籍し、昨季限りで現役を引退。今季は米国へコーチ留学するなど、指導者として経験を積んでいた。同日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設で行われた会見の一問一答は以下の通り。
―意気込みをお願いします
「この度、来年から2軍投手コーチに就任する金子千尋です。今年特命コーチとしてアメリカに行かせてもらい、いろいろ勉強させてもらったので、アメリカの良いところをしっかりチームに還元できるように。そして2軍から1軍監督、投手コーチが使いたいと思う投手がたくさん育つように、一生懸命、頑張りたいと思います。よろしくお願いします」
―どんな選手を1軍に送りたいか
「臨機応変ですけど、その都度その都度、1軍に必要だと思われる投手をしっかり1軍に送り出す準備を。優勝するために欠かせない投手をこれから育てていければと思っています」
―特命コーチとして、米国へコーチ留学した。得たもの、経験をどう還元したいか
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「基本的にはデータからのピッチングを見させてもらった。それをうまく日本の野球に順応できるように自分で考えて、選手に伝えられたらと思います。日本の野球とアメリカの野球は多少違いがある。全部が当てはまるかというと、そうではない。自分でしっかり考えて日本の野球に合うように伝えていけたらと思います」
―米国と日本でコーチングの違いを感じたか
「コーチングはもちろん、選手やコーチが数字に慣れている。データは基本、数字なので。言われたときに、すぐ頭の中で理解ができる感じ。僕はそういう時代に(現役を)やっていなかったので、数字を言われても考えるタイミングができる。向こうでは、すぐに投手が反応して、次にどうするかっていうことができていた。ちょっとずつ数字慣れすることが、今後の若い選手は必要なので、やっていきたいと思います」
―動作解析のデータか
「動作解析だけではないですね。打者のデータもです。自分を知るデータもある。そういうところを含めて。動作解析っていうと、ちょっと違う」
―シーズン中は、2軍で選手を指導することもあった。若手投手陣をどう見ているか
「すごく期待できる投手がたくさんいます。僕たちが期待するだけで終わらせたくない。もう1軍でそこそこ投げられると思う。でも、それでは優勝するために足りない。1軍で優勝するために活躍できる選手を、今後育てていきたい」
―優勝することに付随して、タイトルを狙える選手も
「みんな良い球を投げる。タイトルを獲るためには1年間投げ続けないといけない。そういう強さ、体力。投げ抜ける強さを。技術もそうですけど、良い選手で終わらないように。結果を残せる選手になれるよう、僕も考えながら促していけたらと思います」