中島卓也が同学年・鍵谷の日本ハム復帰を大歓迎 「ブルーのユニホームも似合いそう」
ともに2016年のリーグV&日本一に貢献
日本ハムは19日、今オフに巨人を戦力外になった鍵谷陽平投手(33)と育成選手契約を結んだと発表した。同学年の中島卓也内野手(32)は、5年ぶりに古巣へ復帰する道産子右腕を大歓迎。2016年のリーグ優勝と日本一を経験した男たちが来季、円熟味を増した技術を駆使して、低迷するチームを底上げする。
頻繁に連絡を取り合う仲 現役続行を望んでいた道産子右腕
頼れる男のカムバックを心待ちにしていた。一報を受けた中島は「同学年なので本当にうれしい。連絡はよく取っていて、戦力外になってからも『現役でプレーしたい』と話していた。きっと巨人に残る道もあったと思うけど、地元は北海道。良い形になりましたね」と満面の笑みを浮かべ、故郷のチームでプレーする喜びを共有した。
「必ず若い選手のプラスになる」
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2人は2016年に、押しも押されもせぬ主力として日本一に貢献。その後もキャリアを重ね、豊富な経験を蓄えた。20代が中心のチームにおいて、その存在価値は大きく「中継ぎにはミヤさん(宮西)がいるけど、年上は少ない。下の子とも結構、年齢が離れている。そういう面でも復帰してくれるのは良いこと。必ず若い選手のプラスになると思います」と、グラウンド内外での活躍に期待した。
誓うはエスコンでの共闘
ベテランの領域に足を踏み入れたが、老け込むにはまだ早すぎる。右腕とフィールドで競演する日を強く待ち望んでいる。「この年齢で育成契約は悩んだと思うけど、早く支配下になって1軍で投げたいと考えているはず。僕も1軍で一緒にプレーできれば」と、エスコンフィールド北海道での共闘を思い描いた。
互いが独身だった頃には、クリスマスを一緒に過ごすなど気心知れた間柄だ。予定が合えば一席設け、積もる話に花を咲かせるつもりだ。「いろいろな話をしたいですね。今年もファームでちょこちょこ会ってたので、僕は懐かしさを感じないけど(笑)。ただ、鍵谷はファイターズのユニホームを着るのが懐かしいでしょうね。新しいユニホームだから新鮮さを感じるのかな? ブルーのユニホームも似合いそう。楽しみですね」。勝利の味を知る同学年コンビが、チームの逆襲を支える。