女王・旭川実業がV2達成 U19日本代表のエース笠井季璃が23得点 【春高バレー北海道予選】
■全日本バレーボール高校選手権北海道代表決定戦 最終日(11月18日、札幌・北海きたえーる)
▽女子準決勝 旭川実業2-0旭川志峯、札幌山の手2-0札幌大谷
▽同決勝 旭川実業2-1札幌山の手
笠井は決勝でチーム最多の23得点
2連覇を狙う旭川実業が2-1で札幌山の手に競り勝ち21度目の頂点に立った。エースで主将の笠井季璃(3年)がチーム最多の23得点をマーク。8月のU19世界選手権では日本代表のエースとして4強入りに貢献したが、笠井不在のチームはインターハイ初戦で敗退。高校ラストイヤーとなる来年1月の本大会は大黒柱として日本一奪取を宣言した。
優勝候補筆頭の重圧から解放され号泣
1-1に追い付かれて迎えた最終セット。連覇を達成すると緊張から解放された選手たちは号泣。笠井は「うれしいの一言です。今年は絶対に負けないと言われていて安心しています」と胸をなで下ろした。
世界経験し「軟打」の重要性覚える
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
元々強打一本槍だったが、8月に行われた世界選手権では自分たちよりも大きい選手たちと何度も対戦。「世界に行ってから高いブロックに対して、やっぱり軟打も入れていかないといけないなと思った。それを取り入れて今やっています。この間の世界選手権でかなり軟打に対しての意識は増えました。190センチの選手がたくさんいる中で決めていかなきゃならならない時に、強打だけじゃなくて、フェイントやフェイクが大事」。決勝でも広い視野で相手コートのスペースへぽとんと落とす軟打で得点を重ねた。
「全国でもセンターコートに立って日本一を狙いたい」
1年生エースとして注目された笠井の挑戦もいよいよ最終章。「インターハイの全国は出られなかった分、やっぱり悔しい思いもある。最後は春高で絶対勝つって決めてきてるので、覚悟はある。全国でもセンターコートに立って日本一を狙いたい。最後は必ず自分にトスが上がってくると思うので、どんなボールであれ、どんな場面であれ、必ず打ち切れるエースになります」。新春の東京体育館で笠井が全国の猛者たちを打ち砕く。
■8月の全国高校選抜チームに選ばれ海外遠征を経験した札幌山の手MB川島琉姫(3年)
「先に春高出場を決めたチームのメンバーもいるので、私も一緒に行けるって知らせたい」